トライフィールドでは、「ゼロ秒思考」と呼ばれる思考力を鍛えるための習慣を取り入れています。
※[参考文献]赤羽雄二,ゼロ秒思考: 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング,ダイヤモンド社,2013年12月
今回は、その中でも社員がやっている習慣を紹介しようと思います。
■トライフィールド式のゼロ秒思考とは
トライフィールドで取り入れているゼロ秒思考とは、ノートに手書きで10個のテーマ(自分の課題やタスク完了までの手順など)を書き、テーマごとに行動レベルまで分解することを指します。
※ロジックツリーを作るイメージ。
何かに着手する前に行動を決めておけば、その場で悩むことがなくなり業務の効率化にも繋がります。
仮に失敗をしても、ノートに分解した内容を書き残しておくことで、どこで間違ったのかをすぐに振り返ることができるため、改善のスピードも上がりやすくなり、思考力が鍛えられる習慣です。
この習慣で大事なのは必ずテーマを10個書くことです。
無理矢理でも出すことで自分でも気づいてなかった課題を見つけられることもあります。
テーマは社員それぞれで自由で、タスク完了までの手順だけを書く日もあれば、
課題解決のための行動を書くこともあります。
■社員がやっているゼロ秒思考
ここから社員がどんなゼロ秒思考をしているのか紹介します。
主なテーマは以下の3つです。
①タスク完了までの手順
②自分の課題と向き合う
③メンタルを鍛える
①タスク完了までの手順
その日のタスクを完了させるまでの手順を一つずつ書く。
これをすることにより、タスクの処理速度が早くなる。
タスク処理に時間が掛かってしまう人によくある傾向として、タスク対応中に処理方法や内容を考えてしまうことがあります。
タスクを完了させるための行動が先に決まっていれば、作業中に迷わず行動ができるようになる。
また、上司や社外担当者への確認が必要なタスクであれば、何を誰に確認するのかを先に決めることで、行動の優先順位が付けやすくなります。
この時大事なのでは、頭の中で自分が実際に動いている行動がイメージできているか。行動イメージができていないと、その場で迷ってしまい手が止まってしまいます。
これができていない場合は、もう1段階行動を具体化した方が良いでしょう。
②自分の課題と向き合う
自分が感じている課題を明確にして改善するための行動を決める。
自分の課題は何なのか?その課題を解決するためにはどうしたら良いか?この思考を入れて分解することで、やるべき行動が明確になる。
なんとなく自分が感じている課題を頭で思い浮かべるとなかなか手に付かないものですが、ノートで分解して行動を決めてしまえばあとはやるだけ。
※例:朝起きたらノートを開く。などでOK。
行動レベルまで落とし込めば、困難だと思っていた課題もプロセスが明確になり、解決しやすくなります。
ここで大事なことは、自分が感じている課題を正直に書くことです。
自分の課題と向き合わなければ成長の第一歩は踏み出せません。
自分が決めた行動を取るだけなので、自身を持って考えた行動をするのが良いでしょう。
③メンタルを鍛える
自分の精神状態がどうなっているのか正直に向き合い紐解く。
なぜそのような言動をしたのか、心のダメージを受けたのはなぜかなど、自分が考えていることや感じたことを書くことで、同じ失敗を繰り返さないようになる。
例えばひどく落ち込んだ時、自分はなぜ落ち込んだのか?その原因はなにか?その原因を取り除くためにはどのような行動をすれば良いのか?
このように自分の感じた感情がどのようにして生まれたのかを分解することで、次やるべき行動が見えてきます。
ここでも大事なことは、自分の気持ちに正直になって向き合うことです。
あくまで自分の感情なので、頭に浮かんだ通りの言葉を吐き出すことでスッキリしますし、行動を決める時もより具体的になりやすくなります。
気持ちと向き合って決めた行動なので、おのずとメンタルも鍛えられて自信のある行動ができるようになるのでないでしょうか。
■まとめ
今回は一部の習慣を紹介させていただきました。
これが全て正しいということではありません。
ただ、これらの思考を入れることで、今までとは違う生活ができることは間違いありません。
もしも仕事が楽しくなかったり、落ち込んで立ち直れないことがあれば、この中の一つだけでも試してみてはいかがでしょうか?
皆さんもぜひ、ノートを手に取って自分に合ったテーマと向き合ってみてください。