トライフィールドが行うABテストの活用術

トライフィールドでは「クライアントの利益を最大化する」という目標を元に日々CVRの向上、CPAの改善に努めています。

その中でも多く使っている手法が「ABテスト」です。

今回はこのABテストとは何か?

トライフィールドが実際にテストした事例は?

こちらに関してご紹介できたらと思います。

■ABテストとは?

まずABテストとは、2つのものを比較するテスト方法です。

テストされる例としてLP構成やリスティング広告の広告文が上げられます。

一般的にAパターンとBパターンで、同じ期間のアクセス数や成約率を測りどちらの成果が良いか?をテストします。

これを繰り返していき成果の良い方を取り続ける事によってLPやリスティング広告の質を上げていく事が実現できます。

LPでのABテスト

トライフィールドでは主にLPで以下のようなテストをしています。

・お問い合わせボタンの色、大きさ、設置場所

・デザイン(全体的な色、イメージ、写真、イラスト)

・ファーストビュー

・キャッチコピー

LPのお問い合わせボタンを例であげます。

Aパターン(緑色のボタン)とBパターン(青色のボタン)

どちらのパターンがより多くコンバージョンするか?というテストです。

あまり変わらないでしょう…と思う方もいるかもしれませんが、

たったこれだけでCVRが5倍、6倍にと跳ね上がった事例も実際にありました。

リスティング広告でのABテスト

リスティング広告でのABテストでは主に広告文で使う事が多いです。

例えば脱毛サロンを例として

広告文1「安くて痛くないヒゲ脱毛‐メンズ脱毛サロン○○‐髭脱毛初回500円」

元々広告文1を入稿していたのに対し、

広告文2「渋谷駅徒歩3分‐メンズ脱毛サロン○○‐髭脱毛初回500円」

を加えABテストを行います。

この時に大事なのが「仮説を立てる事」です。

クライアントへの提案時も仮説は必須です。

上記の場合の仮説

「安い」は値段がどのくらい安いのか?抽象的で顧客が比較対象に入れないのではないか?

「痛くない」は脱毛サロンなら当たり前、強みとは言えないのではないか?

より明確で特有な強みを広告文に記載すればクリックする人は増えるのではないか?

という仮説の元、「渋谷駅徒歩3分」というフレーズをABテストします。

この結果が良い方を取りCVRやCPA改善を目指していきます。

■トライフィールドの事例

弊社で行っている検証会議にてこのABテストを行った事例もあります。

いくつか成果が良かった事例となります。

事例1

やったことは?⇒ファーストビューから6つあったCTAボタンを1つにした

どうなったか?⇒CPAが2分の1くらいになりました

やった背景は?⇒ボタンが多すぎて迷ってしまうのではないか?

事例2

何をやったか?⇒スマートフォンのCVボタンの縦並びor横並び

どうなったか?⇒CVRで検証、CVRが3倍くらい横並びが良かった。

やった背景は?⇒縦並びより横並びの方が見やすい、比較しやすいのではないか

■まとめ

トライフィールドではこのようにABテストをし成果を上げていきます。

勿論ABテストがすべてではないですが、もっとも成果が分かりやすく使いやすいテストとして多く活用しています。

リスティング広告の運用にお困りの方は是非一度トライフィールドにご相談くださいませ。

費用対効果を最大化する広告費の配分の決め方

一般的にリスティング広告を出す前、

・どんな商品を広告に出したいか?

・クライアントの強みは何か?

などをヒアリングしていくコンサルティング企業が多いかと思います。

しかしトライフィールドはその前に行っているマニュアルがあります。

それが「どの商品に広告費をかけるべきか?」の議論です。

クライアントの意向に沿うのが普通、と考える方もいるかもしれません。

トライフィールドの目的は

「クライアントの利益を最大化する」事です。

時には広告費をかけても利益が見込めない事も考えられます。

その時は「広告費をかけるべきではない」という提案をする事もあります。

今回はトライフィールドがコンサルティングを始める前に、

どんな事をヒアリング、調査しているか?

ここについてお話ししていけたらと思います。

■クライアントの扱っている商品を洗う

まずはクライアントの扱っている商品を洗い出します。

脱毛サロンのメニューを例にします。

・顔脱毛(6回プラン)

・顔脱毛(通い放題)

・全身脱毛(12回プラン)

・全身脱毛(通い放題)

まずは上記のように洗い出します。

■商品にランクを付けていく

商品を洗い出したら次はクライアントへヒアリングをします。

洗い出した4つのプランに3段階でランク付けをしてもらいます。

単価

単価が低いプランに1、単価の高いプランに3を付けてもらいます。

コスト

プラン毎にかかるコスト(原価や手間)が高い物に1、低いものに3を付けてもらいます。

アップセル

LTV(顧客生涯価値)が低いプランに1、高いプランに3を付けてもらいます。

この合計点が高いプランに広告を出すべきではないか?と考えます。

■商品名について調べる

商品名について、下記項目を調べます。

月間検索回数を調べる

商品名で検索しどのくらい検索回数が出ているか調べます。

検索回数が少ないと成果は少なくなります。

しかし競合も少ないという事になりCVRの向上は見込めます。

逆に検索回数が多いと多くの人にリーチ出来る可能性はありますが、

人気カテゴリーには競合が多いというのがネックとなります。

競合が多いと広告を出している企業も多く、

CVRの向上も難しい他、入札単価も高くなりやすいというのが基本となります。

入札単価を調べる

商品名で検索し入札単価を調べます。

この入札単価が低ければ1クリック辺りの費用が抑えられてリーチを沢山かけられます。

逆に単価の高いものになると1クリック1,000円以上となる事もあり、

例えば10件クリックが発生すると広告費は一気に10,000円となります。

■CVRについて調べる

最後にCVRについてです。

上記まで調べた中でCVRが高いプランに的を絞ります。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?

このようなアクションを行う事で

「クライアントの利益を最大化する」

というトライフィールドの目的を達成出来ています。 リスティング広告の運用にお困りの方は是非ご連絡をお待ちしております

問題発見の4P!アウトプットが不明確な時のフレームワーク

 皆さんはクライアントや上司からの依頼に対してアウトプットした時、相手との認識がずれていたことはありますでしょうか?

 もしかしたら、依頼を受けた時に依頼内容を正確にすり合わせできていないのが原因かもしれません。

 相手の役職が上がれば上がるほど、依頼内容は端的になることが多いためその場ですり合わせる必要があります。

トライフィールドでは、アウトプットの内容がずれないように「問題発見の4P」というフレームワークを使っています。

■問題発見の4P

 ・立場(Position)
 ・目的(Purpose)は何か?
 ・範囲(Perspective)はどこまでなのか?
 ・時間(Period)はいつまでに提出なのか?

 ※[参考文献] 斎藤嘉則, 問題発見プロフェッショナル: 「構想力と分析力」,ダイヤモンド社, 2001年12月6日

 ※https://www.amazon.co.jp/問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」-齋藤-嘉則/dp/4478490341

■立場(Position)

 これは相手が誰なのか?
 どんな立場の人なのかを指しています。

 誰が相手かでやりたいことが変わります。
 現場担当者なのか、役員や代表なのかでも求めている内容が変わってきます。

 まずは相手がどのような立場の人で、どのような指標を追っているか把握しましょう。

■目的(Purpose)

 依頼の目的はどんなものか?

 相手が依頼してきた目的を把握しましょう。

 ただ単に依頼内容通りの作業用をしてしまうと、相手との認識がズレたアウトプットをしてしまう可能性があります。

目的を把握することで、相手のイメージ通りの内容やプラスアルファのアウトプットができるようになるため、必ず確認しましょう。

■範囲(Perspective)

 どこまでの範囲を求めているのか?

 相手がどこまでの範囲を求めているのか把握しましょう。

 リスティング広告関連であれば、

  ・期間はいつからいつまでのデータか
  ・どのレイヤーのデータか
   └ キャンペーン、広告グループ、広告、キーワード単位など。
  ・どの指標のデータか
   └ CV、CPA、クリック数、表示回数など。

■時間(Period)

 いつまでに提出が必要か把握しましょう。

 確認方法のコツは、提出「日時」を明確にすることです。
  └ ◯月◯日 ◯曜日 ◯時 →ここまで確認する。

 ここまで指定すれば、相手にも安心してもらいやすくなるためおすすめです。

また、納期が短いなら例えば体裁などは粗くて良いかなど確認すると良いでしょう。

■まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 相手から依頼をもらった時には、このフレームワークに沿って確認をしましょう。

 もしもアウトプット内容で相手に満足してもらえてないと感じていたなら、是非試してみてください。

 そうすれば、相手とのアウトプットイメージもズレず、作業用の時に迷いがなくなり作業時間短縮にも繋がるはずです。