リスティング広告はどんなキーワードで出稿するか?が命です。
なぜなら出稿するキーワードでどんなユーザーが集められるか?が決まるからです。
ただ落とし穴があります。
いきなりキーワードはどんなワードにしようか?
という出発点をキーワードにすると失敗します。
弊社でもいきなりキーワードは洗いません。
まずはメモと自分の頭で下記内容を考えます。
※ネットを一切使わない方が発想が自由にできる所感があります。
ではどうすればうまいキーワード選定ができるのか?を今日は書いていきます。
【まず何の商品orサービスで「集めるべきか?」を決める】
これがまず一番最初の出発点です。
何の商品で集めたいか?ではなく「集めるべきか?」で決めます。
集めるべき商品とは広告主の「利益の最大化」ができる商品です。
そもそもリスティング広告を出稿する目的は「最小限の広告費で利益を最大化する」ことだと思います。
だから自社の商品で最も利益が上がる商品とは何か?
これを考える必要があります。
▼利益の最大化ができる商品とは何でしょうか?
私は単価(LTVを含めた)、コスト、アップセル可能性で点数を付けます。
・単価(LTVを含めた)→高いなら3点、低いなら1点
・コスト→高いなら1点、低いなら3点
・アップセル可能性→高いなら3点、低いなら1点
この合計点数の高い商品を優先的に出稿します。
※弊社では更に検索回数、クリック単価を掛け合わせて評価します。
【3C分析。ユーザー、競合、自社の強みを徹底的に把握する】
よく聞いたことがある3C分析ですね。
顧客、競合、自社に分けて分析する方法です。
具体的な内容で紹介すると、
・顧客のベネフィットは何か?⇒ベネフィットとは顧客がそのサービスを使った結果得られる嬉しい未来を指します。
・顧客が欲しくなるTPOのシチュエーションは何か?⇒TPOとは簡単に言うと時、ところ、場合です。
・顧客とはどんな人なのか?⇒人物像が欲しい時に愚痴ってる動画が再生できるくらい解像度を高くしましょう。
・競合は誰なのか?⇒実際に出稿するサービスで集めるワードで検索して何を訴求しているかチェックします。
・顧客に刺さり、競合に勝てる、自社の強みは何なのか?
最低限これを確認してからキーワード選定をします。
【軸キーワードの選定】
▼キーワードプランナーを使ってワードを広げる
まずはキーワードプランナーを使ってどんなワードがあるのか広げます。
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
新しいキーワードを見つけるという方をクリックします。
キーワードから開始とウェブサイトから開始の2つがあります。
キーワードから開始は、キーワードをもとに関連しそうなキーワードを表示するやり方です。私は大体こんなワードだろうというイメージが湧いている時にこちらを使います。
他方ウェブサイトから開始は、特定のURLを入れて、そのページorサイトから関連するワードを表示するやり方です。私はキーワードイメージがあまりついてない時で競合のLPやサイトを入れて考えるとき使います。
と検索すると下記のように意味合いが似てると思われるワードが表示されます。
二重整形で検索した際の軸になりそうなワードは、二重整形、埋没、辺りでしょうか?
というイメージで軸ワードを決めていきます。
【関連語の選定】
軸キーワードが決まったら関連語(複合語)を一覧で見つけます。
良く使う関連語ツールは、ラッコキーワードというツールを私は使っています。
https://related-keywords.com/
こちらの検索窓に軸ワードを入れて関連語を洗うイメージです。
関連語を洗ったら更にキーワードプランナーで検索回数があるものとないもので優先順位を付けます。
検索回数の調査方法は下記です。
キーワードプランナーに戻って検索のボリュームと予測のデータを確認するをクリックします。
【キーワードのまとめ方】
こんな感じで軸キーワード、関連語を洗ったら具体的に出稿するキーワードを決めていきます。
私は検索回数が多い順にみて、自社が勝てると思うキーワードはチェックをつけていきます。
例えば二重整形がどこよりも安いなら、二重整形 値段で検索してるキーワードは勝てる可能性が高いですよね?
というイメージです。
ここで顧客に刺さるか?競合に勝てるか?の事前に調べた部分が大事になってくるのです。
広告文レベルでももちろん自社の強みを考えますが、キーワードレベルでもこの調べてるユーザーを競合と取り合った時に勝てるか?という観点でチェックをするのです。
【マッチタイプ設定】
洗ったキーワードのマッチタイプを決めていきます。
マッチタイプは3種類あります。完全一致、フレーズ一致、部分一致の3種類です。
完全一致は、指定したキーワードと同じ意味または意図の検索語句に対して広告を表示できる、キーワードのマッチタイプです。完全一致は広告の表示対象を最も絞り込むことができるマッチタイプですが、広告表示対象となる検索の数はフレーズ一致と部分一致よりも少なくなります。
フレーズ一致は、キーワードと同じ意味の検索語句に対しても広告を表示できるキーワードのマッチタイプです。文言に差があっても、同じ意味に解釈できる場合は一致と見なされます。また、キーワードよりも具体的な情報を追加した検索も一致します。
部分一致は、指定したキーワードと同じ意味の検索語句に対して広告を表示できる、キーワードのマッチタイプです。これには、キーワードそのものを含まない検索語句も含まれます。このため、完全一致やフレーズ一致の場合よりも多くの検索に広告を表示できます。
私はこのポジションなら勝てると思ったワードはある程度広いフレーズ一致or部分一致を設定することが多いです。
ワードによってマッチタイプを分けることがポイントです。
【除外キーワードの選定】
最後にこれを含むワードは明らかに対象外だろうというワードは除外しておくことも重要です。
以上です。いかがだったでしょうか?
リスティング広告はキーワード選定が本当に重要です。
キーワード選定をマスターして利益が最大化できる運用をしたいですね。