リスティング広告の効果が悪くなった時に使うフレームワーク

リスティング広告をやってると、
今まで反応が取れてたのにいきなり反応が取れなくなった
こんなこともあると思います。
今日はリスティング広告の効果が突然悪くなった時の分析方法と改善方法を紹介します。

【いつから悪いのか?】

 まずはいつから悪いのか特定します。
 例えばCVが減ったならいつからCV数が減ったのか?
 またCPAが上がったならいつからCPAが上がったのか?
 を特定するのです。
 何月何日まで特定した方が分析精度が上がります。

 赤枠のところで指標をグラフ化できるので、気になる指標をグラフ化すると特定しやすいと思います。
 また調整のところで月単位、週単位、日単位でグラフをすることができるので適切な指標で見ると探しやすいと思います。
 まずは月単位で見て、何月から悪いのか?どの週から悪いのか?何日から悪いのか?と分析していくと良いと思います。

【どのキャンペーンや広告グループが悪いのか?】

 次にまずはどのキャンペーンが悪いのか?を特定します。

 分析は大枠からしていくのが基本です。
 リスティング広告の構造はこのようにキャンペーンが一番大枠になっています。
 だからまずはどのキャンペーンに問題があるのか特定するのです。

 キャンペーンを殆ど分けてない方はどの広告グループ単位で悪いのか?を特定します。
 広告グループまでいけば、あとはキーワードが悪いのか?それとも広告文が悪いのか?を特定するだけです。
 ※広告グループの構成要素はキーワードと広告文のみなので、キーワードor広告文が悪いの特定をすることが可能です。

 この時によく使えるのは期間比較です。
 日付選択の箇所から下記のように比較することができます。
 期間比較を行うと何が問題なのか見つけやすいです。

【どのキーワードが悪いのか?】

 次にどのキーワードが悪いのか特定します。
 例えば特定のキーワードのCV数が減ってるなら、ページ最上部インプレッションの%が動いてないか確認します。
 掲載位置の問題なら特定ワードの入札強化の話になるかと思います。

 特定キーワードのCPAが悪くなったのなら、まずは特定キーワードの検索語句を確認します。
 検索語句で変なワードでクリックされていないか?を確認することが出発点です。

【どの広告文が悪いのか?】

 キーワードに問題がなさそうな場合は広告文の問題の可能性があります。

 広告文の問題の場合何パターンか考えられます。

 ▼競合の訴求に負けている

  まずは競合広告文を見てみることをおススメします。
  似た訴求をしているならばその中で一番の訴求でなければ選ばれません。

  出稿している検索キーワードで競合広告文をチェックしてみるのと、
  もう一つオークション分析というものも見てみることをおススメします。

  オークション分析の方法は、
  ・特定のキャンペーンor広告グループを選択
  ・分割を選択し週単位にする
  ・悪くなった週以降でインプレッションシェアの高くなった競合を特定す
  ・特定した企業の広告文に負けてないかをチェックする

 ▼レスポンシブ検索広告の組み合わせが悪い

  レスポンシブ検索広告の組み合わせで文章の意味が伝わらないケースがあります。
  レスポンシブ検索広告の組み合わせは、

  ・見たいレスポンシブ検索広告のアセットの詳細をクリック
  ・組み合わせタブを選択
  ・インプレッションが多い順に表示されます
  ・意味が通じてないor変な文章になってるなら文章の固定位置等を使い改善します。

以上です。全てをチェックしても解決策が広告管理側で見つからないこともあります。
ランディングページも一つの要素のためランディングページも可能性はありますが、
大枠こんなイメージで分析し解決策を見つけていきます。