Google広告の効果が出ない時のポイント

Google広告の効果が出ない。。。
Google広告を始めてみたらこんなことに直面してしまった方もいると思います。

今回はGoogle広告で効果が出ない時に何を見直すのか?
これを伝えていきたいと思います。

【Google広告の効果が出ないとは何か?】

 Google広告の効果が出ない状態とは何でしょうか?
 それは、

 ・広告費に対して売上が合わない状態

 だと思います。
 そもそもGoogle広告を実施する目的は、「最小の広告費で最大の売上を得ること」だと思います。
 だからGoogle広告の効果が出ないとは、

 広告費に対して売上が合わない状態=「CPA(1件の売上or問い合わせを得るために必要なコスト)が合わない状態」

 と弊社では定義します。

【CPA(1件の売上or問い合わせを得るためのコスト)が合わない原因とは何か?】

 ではCPAが合わないとは具体的にどんな原因があるのでしょうか?
 主に下記の事象があると思います。

 ・CVR(販売数or問い合わせ÷クリック数)が低い
 ・顧客単価が低い
 ・CPC(クリック単価)が高い

 ではそれぞれ問題の解決策を見ていきましょう。

【CVRの改善】

 CVRとはCV数(販売数or問い合わせ数等)÷クリック数を指します。
 CVRを上げる考え方は、
 どんな人を集めるか?×広告文×ランディングページ
 という要素を分けて考えます。

 ▼どんな人を集めるか?(キーワードを絞る)

  ・マッチタイプを狭める

   マッチタイプを確認して実際にどんなワードが出ているのか確認することをおススメします。

   部分一致とは、指定したキーワードに関連する内容の検索が広告の表示対象となります。これには、キーワードの語句そのものは入っていない検索も含まれます。

   フレーズ一致とは、キーワードと同じ意味の内容を含む検索が広告の表示対象になります。文言に差があっても、同じ意味に解釈できる場合は一致と見なされます。

   完全一致とは、キーワードとまったく同じ意味または意図の検索が、広告の表示対象となります。
   参照:https://support.google.com/google-ads/answer/7478529?hl=ja#

   例えば入稿キーワードが部分一致となっているなら、まずは実際に表示された検索語句を調査することをおススメします。
   検索語句とは入稿したワードに対して実際に表示されたワードを指します。
   下記が検索語句の調査方法です。表示してほしくないワードで表示しているなら、無駄クリックが発生しているためマッチタイプを狭めるor除外ワードを入れる等の対応を行います。

  ・除外ワードの設定

   表示してほしくないワードで表示されてるならば除外ワードを設定しましょう。
   除外ワードの設定は下記の場所から設定することができます。特定の語句を含む場合見込みがないなら、完全一致の除外ではなくフレーズ一致の除外を使うのも一つです。

  ・キーワードの停止

   あまりにもパフォーマンスが低いなら出稿キーワードの停止も一つです。

 ▼どんな人を集めるか?(ターゲットユーザーを絞る)

  ・地域:(市区町村縛りor半径何kmかマイル指定)ができます。店舗案件で明らかに商圏でない部分があるなら出稿対象地域を絞りましょう
  ・デバイス:PC、タブレット、スマフォで対象デバイスも絞れます。
  ・ユーザーの年齢、性別、世帯収入等:年齢や性別や世帯収入を絞ることができます。明らかに対象でない場合は絞りましょう。※Google側で判断したものです。

 ▼広告文の改善

  広告文をターゲットユーザーに刺さるように改善することです。
  サイトの内容よりも過剰に期待を上げた広告文の場合はクリック率は上がってもCVしません。期待値を適正に保ちつつ、競合よりも強い広告文を作成することがポイントです。

  良ければ弊社の下記記事等をご覧くださいませ。

  CVRが向上するリスティングの広告文作成方法
  https://try-field.com/uncategorized/cvr%e3%81%8c%e5%90%91%e4%b8%8a%e3%81%99%e3%82%8b%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ae%e5%ba%83%e5%91%8a%e6%96%87%e4%bd%9c%e6%88%90%e6%96%b9%e6%b3%95/

 ▼ランディングページの改善

  ランディングページの改善はCVRの改善の幅が最も強いと思います。最終的にランディングページは必ず通るからです。
  弊社ブログの下記記事を見てもらえると参考になるかもしれません。

  LPの作成手順。LPを作る前に把握すべきこと
  https://try-field.com/lp%e6%94%b9%e5%96%84/lpsakusei/

【顧客単価が低い】

  顧客単価が低い場合はそもそも価格体系の見直し、アップセル商品の作成を考えた方が良いかと思います。どうしても上がりそうにないならその商品のプロモーションの検討を控える等です。
  Google広告はオークション形式のため、顧客単価が高い企業はそれだけで有利です。広告費が多少かかっても強気にCVを集めに行っても費用対効果が合うためです。

【CPC(クリック単価)の改善】

  CPCは正直改善に限界があります。
  理由としてはGoogle広告の広告ランクの決まり方はオークション形式になっているため、競合の10分の1のCPCになりますということはないかと思います。

  そもそもクリック単価が決まる仕組みは、

  広告の品質(推定クリック率、広告の関連性、ランディング ページの利便性など)  上限クリック単価
  広告ランクの下限値
  オークションにおける競争力
  ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)
  広告表示オプションやその他の広告フォーマットによる効果の予測

  をもとに、広告ランクが決定されます。

  参照:https://support.google.com/google-ads/answer/6297?hl=ja&_fsi=15RdCD3H

  ただその中でCPCの改善として考えるとすれば、

  ・表示されたキーワードと広告の関連性を高める

  ・広告表示オプション(アセット)の追加

   住所アセット
   └住所、通話ボタン、ビジネス情報ページへのリンクを表示して、ユーザーに来店を促すことができます。

   電話番号アセット
   └広告に電話番号や通話ボタンを表示することで、ユーザーからの電話問い合わせを促すことができます。

   サイトリンクアセット
   └ユーザーをウェブサイトの特定のページに直接誘導するリンク(「営業時間」や「今すぐ注文」など)を表示できます。

   コールアウトアセット
   └広告に「無料配送」や「24 時間カスタマー サポート」などの情報を追加できます。

   構造化スニペットアセット
   └事前に用意されたヘッダーから適切なカテゴリ(商品やサービスなど)を選び、見込み客が重視する情報のリストを示すことができます。

   価格アセット
   └さまざまな商品やサービスを価格とともに紹介し、広告から商品のページにユーザーを直接誘導できます。

   アプリアセット
   └アプリのダウンロードをユーザーに促します。Android と iOS の両方のモバイル デバイス(タブレットを含む)で利用できます。

   リードフォームアセット
   └広告経由での登録をユーザーに促します。モバイル デバイスとタブレットの両方で利用できます。

   等かと思います。

以上が効果がない時にチェックすべきポイントです。参考にしてみてください。