Google広告はコンバージョン設定必須。コンバージョンとはと設定方法までの全て

 ネット広告は専門用語が多いですよね。
 コンバージョンという単語を聞いたことはありますか?
 コンバージョンはネット広告の専門用語の中でも最重要と言っても良い用語かと思います。

 今日はコンバージョンについて書いていきたいと思います。

【コンバージョンとは?】

 コンバージョンとは和訳で転換を意味します。
 WEBマーケティングでは問い合わせ完了、電話タッチ、LINEタッチ、予約完了、購入などのWEBサイト上で想定される最後の成果という意味でつかわれることが多いです。
 私は覚え方的に「潜在顧客から顕在顧客への転換」というニュアンスで覚えました。
 WEBサイトを見てる段階では潜在顧客ですがコンバージョンをした時点で顕在顧客に転換したというニュアンスです。

【なぜコンバージョン設定が大事なのか?】

 売上に最も近い指標or売上と同義の指標がコンバージョンだからです。

 そもそもGoogle広告を実施する目的はなんでしょうか?
 それは「最小限の広告費で最大の売上をあげること」だと思います。

 コンバージョン設定をしていないと、

 ・どんなワードでユーザーは売上に繋がるのか?

 などが掴めずという状況になるため
 無駄なキーワードが分からない、反応が取れるワードが掴めずキーワードを止めるべきなのか否かが全く分からないで広告運用することになります。

【どんなアクションをコンバージョン設定すべきか?】

 基本はWEBサイト上における最終ゴールとなるアクションはコンバージョン設定すべきです。

 例えば店舗向けなら予約がゴールになると思うので、
 私なら
 ・電話タッチ
 ・LINEタッチ
 ・問い合わせ完了
 ・予約完了
 などは漏れなくコンバージョン設定します。

【どうやってコンバージョン設定するか?】

 ・直接コンバージョンタグをサイトに設置する
 ・Google タグマネージャーを使用する
 ・Google アナリティクスのインポート機能を使用する

 の3点です。
 Google広告は基本的にタグという計測用のソースコードを入れて計測を行います。
 タグの入れ方が3つあります。

 ▼直接コンバージョンタグをサイトに設置する

  これはサイトの中身を修正する前提になります。
  やり方は簡単で、

  問い合わせ完了ページ、予約完了ページ、購入完了ページのソースコードに発行したタグを設置するだけです。

  ・手順

   画面右上のツールと設定をクリック
   コンバージョンをクリック
   新しいコンバージョンアクションをクリック
   ウェブサイトをクリック
   必要事項を記載
   イベントスニペットを確認
   タグをコピー
   完了ページのソースコードを入れる

  という形です。電話ボタンのタッチやLINEボタンのタッチといったページが切り替わらないアクションに対してはこちらはできません。

 ▼Googleタグマネージャーを使用する

  このやり方が最もおススメです。理由は一度タグマネージャーのソースコードを対象ドメインの全てのページに設置した後はタグマネージャー上で、ページ修正をしなくても基本的にコンバージョン設定が出来るからです。

  ●手順まとめ

   └Googleタグマネージャーのタグを全ページに設置
   └Google広告管理画面のコンバージョンを設定
   └Googleタグマネージャー側でコンバージョン設定

  ●Googleタグマネージャーのタグを全ページに設置

   Googleタグマネージャーのタグを発行。https://tagmanager.google.com/
   アカウントを作成
   コンテナの設定でウェブをクリック
   Googleタグマネージャーのタグを全ページに設置

  ●Google広告管理画面のコンバージョンを設定

   画面右上のツールと設定をクリック
   コンバージョンをクリック
   新しいコンバージョンアクションをクリック
   ウェブサイトをクリック
   必要事項を記載
   Googleタグマネージャーを使用するをクリック
   コンバージョンIDを確認

  ●Googleタグマネージャー側でコンバージョン設定

   Googleタグマネージャー上でタグタイプ:Google 広告のコンバージョン トラッキングをクリック
   コンバージョンIDを入力
   トリガーでページビューを選択
   一部のページビューを選択しPageURLを選択
   完了ページのURLを入力
   保存して公開ボタンを押す

   で完了です。

 ▼Google Analyticsのインポート機能を使用する

  こちらはGoogle Analyticsでコンバージョン設定をしているものをGoogle広告に設定する形です。
  やり方はGoogle Analyticsでコンバージョン設定してあることが前提です。Google AnalyticsのCV設定は別記事で解説します。

【実際のコンバージョン設定後の見方】

 実際にコンバージョン設定した後にやることは、費用対効果が良いものは更に入札強化するorそのままいく。費用対効果の悪いものは入札を下げたり、停止するなどが基本です。

 具体的にはコンバージョン、コンバージョン単価の両方を見れるようにします。
 ※Google広告の表示項目でコンバージョン、コンバージョン単価の両方を入れます。

【コンバージョンのデータの取り方の種類】

 細かい内容をお話します。細かい内容だとどのように数値を割り振るかの設定があります。

 ラストクリック: コンバージョン経路で「最後」にクリックされた広告とそれに対応するキーワードだけに貢献度を割り当てます。

 ファースト クリック: コンバージョン経路で「最初」にクリックされた広告とそれに対応するキーワードだけに貢献度を割り当てます。

 線形: コンバージョン経路で発生したすべての広告インタラクションに貢献度を「均等」に割り当てます。

 減衰: コンバージョンまでの時間が短い広告インタラクションに、より多くの貢献度を割り当てます。コンバージョンに「近い」広告インタラクションに「多く」の貢献度を割り当てる

 接点ベース: コンバージョン経路の最初と最後の両方の広告インタラクションとそれに対応するキーワードにそれぞれ 40% の貢献度を割り当て、コンバージョン経路で発生したそれ以外の広告インタラクションに残りの 20% を均等に割り当てます。

 データドリブン: このコンバージョン アクションの過去のデータに基づいてコンバージョンの貢献度を割り当てます。他のモデルとは異なり、アカウントのデータを利用して、コンバージョン経路全体における各広告インタラクションの実際の貢献度が計算されます。
 ほとんどのコンバージョン アクションのデフォルトのアトリビューション モデルは、「データドリブン」モデルです。

 以上です。コンバージョン設定を使いこなして費用対効果を最大化する広告運用をしたいですね。