やって良かった仕事術やルーティンまとめ

今日は私が人生でやって良かったと思っている仕事術やルーティン内容をデイリーで行うもの、ウィークリーで行うものを紹介していきます。

【デイリー】

 ▼朝のタスク整理

  ●内容は?

   どんなことをするかというと朝に、

   ・今日やるタスクの一覧を書く
   ・今日やるタスクを全て作業ベースに分解する(考えなくてもできる粒度に分解)
   ・今日やるタスクの順番を決める

   という内容を全て「紙に」かつ「マインドマップ形式」で書きだします。

   パソコンだと書いていてアイディアが広がらないのですが、紙だと書きながら閃くことがあります。
   またマインドマップで書くことで構造も明確になるため、伝えるときなども伝えやすいです。

  ●やるとどんな効果があるか?

   これをやるのとやらないのですが、タスク処理のスピードが冗談抜きで3倍は違うと思います。
   やることが明確化されるので、迷わないですし、タスク分解した後は実施するだけの状態なのでスピーディーにタスク処理ができることを実感できると思います。
   私は社会人として12年程働いていますが、新卒1年目にこれを教わり未だに同じように実施しています。それだけ大事なことだと思っています。

 ▼朝に感じていることの言語化

  ●内容は?

   今感じていること
   今もやもやすること
   目標に対してこのままいけば達成するか否か?
   達成しないなら何をするか?
   を朝に言語化します。

  ●やるとどんな効果があるか?

   とにかく頭の中がすっきりします。頭がすっきりすることで今日何をすべきなのか?という部分に集中できるのです。

 ▼15時までメッセンジャーツールやSNSを見ない

  ●内容は?

   iphoneやPCでもメッセンジャーツールやSNSは一切15時まで見ないようにしています。
   iphoneには最近始めたことですが、特定のアプリのスクリーンタイム制限をつけました。私は1時30分~15時までGoogle広告、Google Analytics、天気、時計アプリ以外は見れないように設定しています。

  ●やるとどんな効果があるか?

   日中の集中力が持続します。
   やってみると実感できますが、スマフォを見てると脳は非常に疲れています。
   だからあえてスマフォを見ない時間を作り集中力を持続させることは、考える仕事をする人は非常に大事なことだと思っています。

 ▼毎朝ストレッチと筋トレと散歩

  ●内容は?

   ・散歩30分

   ・ストレッチ20分

   ・筋トレ40分
    腕立てバーピージャンプ10回×6セット
    腹筋ローラー30回×6セット
    腹筋30回×6セット
    背筋30回×6セット

  ●やるとどんな効果があるか?

   重要だけどやりたくない仕事にとにかく向き合えます。
   恐らくアドレナリンが出るので、アドレナリンが出た状態で仕事に向き合えるので、重要だけどやりたくない仕事に向き合えるのだと思います。

   また散歩は気分が良くなります。人間は結局太陽に当たるべきなのだと思います。

【ウィークリー】

 ▼週1冊読書のアウトプット

  ●内容は?

   全社員で週1冊本を読み、
   ・なぜ読んだか?
   ・その本の内容は?
   ・実施する内容は?
   を発表します。

  ●やるとどんな効果があるか?

   全社員のアウトプットの質が上がります。
   学生の時の部活は、練習して試合をしますよね??

   例えるなら試合はアウトプットです。他方練習は読書や情報収集などのインプットです。社会人になるとアウトプットはしても、読書や情報収集がおざなりになってる方は多いのではないでしょうか?それではアウトプットの質が上がりません。
   だから弊社ではアウトプットの質を上げるために強制的にインプットの機会を作成しています。
   書籍代も一人2冊までは会社負担で負担しています。

 ▼週1回の案件進捗会議

  ●内容は?

   週に一度

   ・案件のCPA、CV、売上が良いのか、悪いのか?
   ・ネクストアクションはどうするのか?
   ・ネクストアクションはいつまでにするのか?

   を決めて実施しています。

  ●やるとどんな効果があるか?

   サービス提供品質を保てます。
   週に一度マネージャーが全案件チェックすることで、
   止まっている部分、どう動くべきかをクリアにするのでサービス提供品質を保てると思っています。

以上が弊社全員で実践している仕事術とルーティンです。
最小限の時間で最大の成果を上げられるように精進していきたいですね。

Google広告の効果が出ない時のポイント

Google広告の効果が出ない。。。
Google広告を始めてみたらこんなことに直面してしまった方もいると思います。

今回はGoogle広告で効果が出ない時に何を見直すのか?
これを伝えていきたいと思います。

【Google広告の効果が出ないとは何か?】

 Google広告の効果が出ない状態とは何でしょうか?
 それは、

 ・広告費に対して売上が合わない状態

 だと思います。
 そもそもGoogle広告を実施する目的は、「最小の広告費で最大の売上を得ること」だと思います。
 だからGoogle広告の効果が出ないとは、

 広告費に対して売上が合わない状態=「CPA(1件の売上or問い合わせを得るために必要なコスト)が合わない状態」

 と弊社では定義します。

【CPA(1件の売上or問い合わせを得るためのコスト)が合わない原因とは何か?】

 ではCPAが合わないとは具体的にどんな原因があるのでしょうか?
 主に下記の事象があると思います。

 ・CVR(販売数or問い合わせ÷クリック数)が低い
 ・顧客単価が低い
 ・CPC(クリック単価)が高い

 ではそれぞれ問題の解決策を見ていきましょう。

【CVRの改善】

 CVRとはCV数(販売数or問い合わせ数等)÷クリック数を指します。
 CVRを上げる考え方は、
 どんな人を集めるか?×広告文×ランディングページ
 という要素を分けて考えます。

 ▼どんな人を集めるか?(キーワードを絞る)

  ・マッチタイプを狭める

   マッチタイプを確認して実際にどんなワードが出ているのか確認することをおススメします。

   部分一致とは、指定したキーワードに関連する内容の検索が広告の表示対象となります。これには、キーワードの語句そのものは入っていない検索も含まれます。

   フレーズ一致とは、キーワードと同じ意味の内容を含む検索が広告の表示対象になります。文言に差があっても、同じ意味に解釈できる場合は一致と見なされます。

   完全一致とは、キーワードとまったく同じ意味または意図の検索が、広告の表示対象となります。
   参照:https://support.google.com/google-ads/answer/7478529?hl=ja#

   例えば入稿キーワードが部分一致となっているなら、まずは実際に表示された検索語句を調査することをおススメします。
   検索語句とは入稿したワードに対して実際に表示されたワードを指します。
   下記が検索語句の調査方法です。表示してほしくないワードで表示しているなら、無駄クリックが発生しているためマッチタイプを狭めるor除外ワードを入れる等の対応を行います。

  ・除外ワードの設定

   表示してほしくないワードで表示されてるならば除外ワードを設定しましょう。
   除外ワードの設定は下記の場所から設定することができます。特定の語句を含む場合見込みがないなら、完全一致の除外ではなくフレーズ一致の除外を使うのも一つです。

  ・キーワードの停止

   あまりにもパフォーマンスが低いなら出稿キーワードの停止も一つです。

 ▼どんな人を集めるか?(ターゲットユーザーを絞る)

  ・地域:(市区町村縛りor半径何kmかマイル指定)ができます。店舗案件で明らかに商圏でない部分があるなら出稿対象地域を絞りましょう
  ・デバイス:PC、タブレット、スマフォで対象デバイスも絞れます。
  ・ユーザーの年齢、性別、世帯収入等:年齢や性別や世帯収入を絞ることができます。明らかに対象でない場合は絞りましょう。※Google側で判断したものです。

 ▼広告文の改善

  広告文をターゲットユーザーに刺さるように改善することです。
  サイトの内容よりも過剰に期待を上げた広告文の場合はクリック率は上がってもCVしません。期待値を適正に保ちつつ、競合よりも強い広告文を作成することがポイントです。

  良ければ弊社の下記記事等をご覧くださいませ。

  CVRが向上するリスティングの広告文作成方法
  https://try-field.com/uncategorized/cvr%e3%81%8c%e5%90%91%e4%b8%8a%e3%81%99%e3%82%8b%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ae%e5%ba%83%e5%91%8a%e6%96%87%e4%bd%9c%e6%88%90%e6%96%b9%e6%b3%95/

 ▼ランディングページの改善

  ランディングページの改善はCVRの改善の幅が最も強いと思います。最終的にランディングページは必ず通るからです。
  弊社ブログの下記記事を見てもらえると参考になるかもしれません。

  LPの作成手順。LPを作る前に把握すべきこと
  https://try-field.com/lp%e6%94%b9%e5%96%84/lpsakusei/

【顧客単価が低い】

  顧客単価が低い場合はそもそも価格体系の見直し、アップセル商品の作成を考えた方が良いかと思います。どうしても上がりそうにないならその商品のプロモーションの検討を控える等です。
  Google広告はオークション形式のため、顧客単価が高い企業はそれだけで有利です。広告費が多少かかっても強気にCVを集めに行っても費用対効果が合うためです。

【CPC(クリック単価)の改善】

  CPCは正直改善に限界があります。
  理由としてはGoogle広告の広告ランクの決まり方はオークション形式になっているため、競合の10分の1のCPCになりますということはないかと思います。

  そもそもクリック単価が決まる仕組みは、

  広告の品質(推定クリック率、広告の関連性、ランディング ページの利便性など)  上限クリック単価
  広告ランクの下限値
  オークションにおける競争力
  ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)
  広告表示オプションやその他の広告フォーマットによる効果の予測

  をもとに、広告ランクが決定されます。

  参照:https://support.google.com/google-ads/answer/6297?hl=ja&_fsi=15RdCD3H

  ただその中でCPCの改善として考えるとすれば、

  ・表示されたキーワードと広告の関連性を高める

  ・広告表示オプション(アセット)の追加

   住所アセット
   └住所、通話ボタン、ビジネス情報ページへのリンクを表示して、ユーザーに来店を促すことができます。

   電話番号アセット
   └広告に電話番号や通話ボタンを表示することで、ユーザーからの電話問い合わせを促すことができます。

   サイトリンクアセット
   └ユーザーをウェブサイトの特定のページに直接誘導するリンク(「営業時間」や「今すぐ注文」など)を表示できます。

   コールアウトアセット
   └広告に「無料配送」や「24 時間カスタマー サポート」などの情報を追加できます。

   構造化スニペットアセット
   └事前に用意されたヘッダーから適切なカテゴリ(商品やサービスなど)を選び、見込み客が重視する情報のリストを示すことができます。

   価格アセット
   └さまざまな商品やサービスを価格とともに紹介し、広告から商品のページにユーザーを直接誘導できます。

   アプリアセット
   └アプリのダウンロードをユーザーに促します。Android と iOS の両方のモバイル デバイス(タブレットを含む)で利用できます。

   リードフォームアセット
   └広告経由での登録をユーザーに促します。モバイル デバイスとタブレットの両方で利用できます。

   等かと思います。

以上が効果がない時にチェックすべきポイントです。参考にしてみてください。

Google広告はコンバージョン設定必須。コンバージョンとはと設定方法までの全て

 ネット広告は専門用語が多いですよね。
 コンバージョンという単語を聞いたことはありますか?
 コンバージョンはネット広告の専門用語の中でも最重要と言っても良い用語かと思います。

 今日はコンバージョンについて書いていきたいと思います。

【コンバージョンとは?】

 コンバージョンとは和訳で転換を意味します。
 WEBマーケティングでは問い合わせ完了、電話タッチ、LINEタッチ、予約完了、購入などのWEBサイト上で想定される最後の成果という意味でつかわれることが多いです。
 私は覚え方的に「潜在顧客から顕在顧客への転換」というニュアンスで覚えました。
 WEBサイトを見てる段階では潜在顧客ですがコンバージョンをした時点で顕在顧客に転換したというニュアンスです。

【なぜコンバージョン設定が大事なのか?】

 売上に最も近い指標or売上と同義の指標がコンバージョンだからです。

 そもそもGoogle広告を実施する目的はなんでしょうか?
 それは「最小限の広告費で最大の売上をあげること」だと思います。

 コンバージョン設定をしていないと、

 ・どんなワードでユーザーは売上に繋がるのか?

 などが掴めずという状況になるため
 無駄なキーワードが分からない、反応が取れるワードが掴めずキーワードを止めるべきなのか否かが全く分からないで広告運用することになります。

【どんなアクションをコンバージョン設定すべきか?】

 基本はWEBサイト上における最終ゴールとなるアクションはコンバージョン設定すべきです。

 例えば店舗向けなら予約がゴールになると思うので、
 私なら
 ・電話タッチ
 ・LINEタッチ
 ・問い合わせ完了
 ・予約完了
 などは漏れなくコンバージョン設定します。

【どうやってコンバージョン設定するか?】

 ・直接コンバージョンタグをサイトに設置する
 ・Google タグマネージャーを使用する
 ・Google アナリティクスのインポート機能を使用する

 の3点です。
 Google広告は基本的にタグという計測用のソースコードを入れて計測を行います。
 タグの入れ方が3つあります。

 ▼直接コンバージョンタグをサイトに設置する

  これはサイトの中身を修正する前提になります。
  やり方は簡単で、

  問い合わせ完了ページ、予約完了ページ、購入完了ページのソースコードに発行したタグを設置するだけです。

  ・手順

   画面右上のツールと設定をクリック
   コンバージョンをクリック
   新しいコンバージョンアクションをクリック
   ウェブサイトをクリック
   必要事項を記載
   イベントスニペットを確認
   タグをコピー
   完了ページのソースコードを入れる

  という形です。電話ボタンのタッチやLINEボタンのタッチといったページが切り替わらないアクションに対してはこちらはできません。

 ▼Googleタグマネージャーを使用する

  このやり方が最もおススメです。理由は一度タグマネージャーのソースコードを対象ドメインの全てのページに設置した後はタグマネージャー上で、ページ修正をしなくても基本的にコンバージョン設定が出来るからです。

  ●手順まとめ

   └Googleタグマネージャーのタグを全ページに設置
   └Google広告管理画面のコンバージョンを設定
   └Googleタグマネージャー側でコンバージョン設定

  ●Googleタグマネージャーのタグを全ページに設置

   Googleタグマネージャーのタグを発行。https://tagmanager.google.com/
   アカウントを作成
   コンテナの設定でウェブをクリック
   Googleタグマネージャーのタグを全ページに設置

  ●Google広告管理画面のコンバージョンを設定

   画面右上のツールと設定をクリック
   コンバージョンをクリック
   新しいコンバージョンアクションをクリック
   ウェブサイトをクリック
   必要事項を記載
   Googleタグマネージャーを使用するをクリック
   コンバージョンIDを確認

  ●Googleタグマネージャー側でコンバージョン設定

   Googleタグマネージャー上でタグタイプ:Google 広告のコンバージョン トラッキングをクリック
   コンバージョンIDを入力
   トリガーでページビューを選択
   一部のページビューを選択しPageURLを選択
   完了ページのURLを入力
   保存して公開ボタンを押す

   で完了です。

 ▼Google Analyticsのインポート機能を使用する

  こちらはGoogle Analyticsでコンバージョン設定をしているものをGoogle広告に設定する形です。
  やり方はGoogle Analyticsでコンバージョン設定してあることが前提です。Google AnalyticsのCV設定は別記事で解説します。

【実際のコンバージョン設定後の見方】

 実際にコンバージョン設定した後にやることは、費用対効果が良いものは更に入札強化するorそのままいく。費用対効果の悪いものは入札を下げたり、停止するなどが基本です。

 具体的にはコンバージョン、コンバージョン単価の両方を見れるようにします。
 ※Google広告の表示項目でコンバージョン、コンバージョン単価の両方を入れます。

【コンバージョンのデータの取り方の種類】

 細かい内容をお話します。細かい内容だとどのように数値を割り振るかの設定があります。

 ラストクリック: コンバージョン経路で「最後」にクリックされた広告とそれに対応するキーワードだけに貢献度を割り当てます。

 ファースト クリック: コンバージョン経路で「最初」にクリックされた広告とそれに対応するキーワードだけに貢献度を割り当てます。

 線形: コンバージョン経路で発生したすべての広告インタラクションに貢献度を「均等」に割り当てます。

 減衰: コンバージョンまでの時間が短い広告インタラクションに、より多くの貢献度を割り当てます。コンバージョンに「近い」広告インタラクションに「多く」の貢献度を割り当てる

 接点ベース: コンバージョン経路の最初と最後の両方の広告インタラクションとそれに対応するキーワードにそれぞれ 40% の貢献度を割り当て、コンバージョン経路で発生したそれ以外の広告インタラクションに残りの 20% を均等に割り当てます。

 データドリブン: このコンバージョン アクションの過去のデータに基づいてコンバージョンの貢献度を割り当てます。他のモデルとは異なり、アカウントのデータを利用して、コンバージョン経路全体における各広告インタラクションの実際の貢献度が計算されます。
 ほとんどのコンバージョン アクションのデフォルトのアトリビューション モデルは、「データドリブン」モデルです。

 以上です。コンバージョン設定を使いこなして費用対効果を最大化する広告運用をしたいですね。

google広告の表示項目の定義と使い方

 Google広告の表示項目はたくさんありますよね。
 何を意味しているのか?何を使えばよいのか迷うことも多いと思います。
 その中で使った方が良い表示項目から、各々の表示項目は何を意味しているのか?
を解説していきたいと思います。

【使うべき指標は?】

 極端な話、

 ・費用
  └Google広告で使った費用の合計

 ・コンバージョン単価
  └費用÷コンバージョン(すなわち1件のコンバージョンにいくらかかったか?)

 ・コンバージョン
  └問い合わせ数、販売数、電話タッチ数、LINEタッチ数などウェブサイト上でできる最終的なアクションを指します。

 ・コンバージョン率
  └コンバージョン÷クリック数(サイトに来てからコンバージョンに至るまでの率を指します。)

 これがマストです。
 理由はあくまで広告を実施する目的は、

 「広告費をいくらかけていくら儲かったのか?」

 これに尽きると思います。
 極端な話、費用とコンバージョンさえわかれば広告成果は測れます。
 だから費用、コンバージョン、コンバージョン単価が大事なのです。

 コンバージョン設定は別途記事で解説します。

 下記より下はGoogle広告である指標をGoogle広告のヘルプや管理画面の定義から抜き出してきました。
 マニアックな内容もありますが興味がある方は見てみてください。

【各種用語解説】

 ▼パフォーマンス:

 費用:「費用」は、この期間中に使用された費用の総額を表します。

 表示回数:「表示回数」は、Google の広告ネットワーク(Google.com、YouTube、その他のサイト運営者様のウェブサイトやアプリなど)に広告が掲載されるたびにカウントされます。どの程度頻繁に広告が表示されているかを知る目安になります。

 クリック率:クリック率(CTR)とは、表示された広告をユーザーがクリックした頻度のことで、広告の効果を測定する際の目安になります。
クリック率は広告のクリック数を表示回数で割った値です。たとえばクリック数が 5 回、表示回数が 1,000 回の場合、クリック率は 0.5% です。

 クリック数:「クリック」は、広告がクリックされた回数です。

 インタラクション:「インタラクション」とは、特定のタイプの広告に関連付けられたユーザー アクションのことを表します。
たとえば、テキスト広告やショッピング広告のクリック、動画広告の視聴といったアクションがこれにあたります。
※クリック数との違いは?クリック数はあくまでクリックに限ります。
 他方インタラクションはクリック以外も動画視聴などの操作も指します。
 インタラクションは相互作用という意味で操作や行動をしたときにカウントするということがポイントです。

 インタラクション率:「インタラクション率」は、インタラクション数を合計表示回数で割った値です。表示された広告をユーザーが操作した頻度のことを指します。これにより、広告の効果を測定できます。
※クリック率との違いは
 クリック率はクリック数÷表示回数
 インタラクション率はインタラクション÷表示回数
 である点がポイントです。

 平均クリック単価:平均クリック単価(平均 CPC)は、広告のお支払い額を合計クリック数で割った値になります。たとえば広告が 2 回クリックされ、費用がそれぞれ 20 円と 40 円であった場合、平均クリック単価は 30 円になります。

 平均費用:「平均費用」とは、1 回のインタラクションに対して支払った金額の平均値を表します。
※平均クリック単価との違いは
 平均費用はあくまで費用÷インタラクション
 平均クリック単価は費用÷クリック数
 が違いです。

 ページ最上部インプレッションの割合:検索での実際のトップインプレッション率は、オーガニック検索の上部で最初に表示された広告のインプレッションの割合です。
 数式は[広告が最上部に表示された回数 ÷ 広告が実際に表示された回数]
 ※検索広告のページ上部インプレッションシェアとの違いは、
  検索広告のページ上部インプレッションシェアは最上部に表示された回数÷広告が最上部に表示できる可能性があったと推測される回数
  ページ最上部インプレッションの割合は広告が最上部に表示された回数÷広告が実際に表示された回数
  ということが違いです。

 ページ上部インプレッションの割合:検索結果上部のインプレッション率は、オーガニック検索結果の上部に掲載された広告のインプレッションの割合です。
 数式は[広告が上部に表示された回数 ÷ 広告が実際に表示された回数]
 ※検索広告のページ上部インプレッションシェアとの違いは、
  検索広告のページ上部インプレッションシェアは広告が上部に表示された回数 ÷ 広告が上部に表示できる可能性があったと推測される回数
  ページ上部インプレッションの割合は広告が上部に表示された回数÷広告が実際に表示された回数
  が違いです。

▼コンバージョン

 コンバージョン:「コンバージョン」は、広告の操作(テキスト広告のクリックや動画広告の視聴など)が行われた後に獲得したコンバージョンの件数を表します。
※コンバージョンとは分かりやすく言うと、問い合わせ数、売上数、電話タップ数、LINEタップ数などのウェブサイト上でできる最終アクションのことを指すと思ってください。 コンバージョンは転換を意味するので、私達は潜在顧客から顕在顧客に転換したというイメージで覚えています。

 コンバージョン単価:「コンバージョン単価」には、コンバージョンの平均費用が表示されます。費用をコンバージョン数で割って算出されます。
※数式は費用÷コンバージョン数

 コンバージョン率:「コンバージョン率」は、広告に対するユーザーのインタラクションが平均してどれくらいの頻度でコンバージョンにつながっているかを表す指標です。「コンバージョン」の値を広告操作の回数で割って算出されます。
※数式はコンバージョン÷インタラクションです。クリックではないのがポイントです。
 コンバージョン値:[コンバージョン値] は、コンバージョンの値の合計を表す指標です。この指標は、コンバージョン アクションに値を設定している場合にのみ有用です。
販売単価が大きく異なるサービスを一つのアカウントで回しているときには、
コンバージョン値を入れるのがおススメです。

 コンバージョン値/費用:[コンバージョン値 / 費用] は、費用対効果を表す指標です。コンバージョン値をすべての広告操作の総費用で割って算出されます。
売上をコンバージョン値と定義してるならROASに近い概念と思ってもらえたらと思います。ROASは売上÷広告費×100%

 コンバージョン値 / クリック:[コンバージョン値 / クリック] は、広告インタラクションの平均コンバージョン値を表す指標で、コンバージョン値を広告インタラクション数で割って算出されます。広告インタラクションにはクリックや動画広告のエンゲージ視聴などのインタラクションが含まれます。

 値 / コンバージョン:[値 / コンバージョン] は、各コンバージョンのおおよその価値の平均を表す指標です。コンバージョン値を [コンバージョン] の値で割って算出されます。

 すべてのコンバージョン:「すべてのコンバージョン」は、Google 広告が測定した各コンバージョン アクションの合計コンバージョン数を表します。

 クロスデバイスコンバージョン:「クロスデバイス コンバージョン」とは、あるデバイスで広告を操作したユーザーが別のデバイスやブラウザでコンバージョンを達成した場合にカウントされるコンバージョンです。

 ビュースル―コンバージョン:[ビュースルー コンバージョン] は、広告を目にしたものの操作しなかったユーザーが、後になってコンバージョンを達成した場合に記録されるコンバージョンです。ビュースルー コンバージョンは、ビュースルー コンバージョン計測期間と呼ばれる期間中にカウントされます。

▼競合指標

この辺りはアナグラムさんの下記記事が分かりやすいです。
https://anagrams.jp/blog/google-4-new-search-ad-position-metrics/

 検索広告のインプレッション シェア:[検索広告のインプレッション シェア] は、検索ネットワークで発生した実際の表示回数を予想された回数で割った値です。

 検索広告のページ上部インプレッションシェア:「検索広告のトップインプレッション シェア(IS)」は、検索結果ページの上部に表示されたインプレッション数を、ページ上部に広告が表示可能だったと推定されるインプレッション数で割った値です。
※数式は[広告が上部に表示された回数 ÷ 広告が上部に表示できる可能性があったと推測される回数]

 検索広告のページ最上部インプレッション シェア:「検索広告のページ最上部インプレッション シェア」は、検索広告の中で、お客様の検索広告が最も目立つ位置に表示されたインプレッションの割合です。
※数式は[広告が最上部に表示された回数 ÷ 広告が最上部に表示できる可能性があったと推測される回数]

 ページ最上部インプレッション シェア=ページ最上部インプレッション数÷合計上位インプレッション候補数

 検索広告のインプレッション シェア損失率:「検索広告のインプレッション シェア損失率(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、検索ネットワークで広告が表示されなかった回数の割合です。
「検索広告のトップ インプレッション シェア損失率(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、オーガニック検索結果の上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表す指標です。

 検索広告のページ上部インプレッションシェア損失率(ランク):「検索広告のトップ インプレッション シェア損失率(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、オーガニック検索結果の上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表す指標です。

 検索広告のページ最上部インプレッション シェア(ランク):「検索広告のページ最上部インプレッション シェア(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、オーガニック検索結果ページの最上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表します。

 検索広告のインプレッション シェア損失率(予算):[検索広告のインプレッション シェア損失率(予算)] は、予算不足が原因で検索ネットワークに広告が表示されなかった割合の推定値を表す指標です。

 検索結果ページの上部インプレッション シェア損失率(予算):「検索結果ページの上部インプレッション シェア損失率(予算)」は、少ない予算が原因で、オーガニック検索結果ページの上部のどこにも広告が表示されなかった割合の推定値を表します。

 検索結果ページの最上部インプレッション シェア損失率(予算):「検索結果ページの最上部インプレッション シェア損失率(予算)」は、少ない予算が原因で、オーガニック検索結果ページの最上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表します。

 検索広告の完全一致のインプレッション シェア(IS):「検索広告の完全一致のインプレッション シェア(IS)」は、検索ネットワークでの、完全一致による実際の表示回数を、完全一致による表示候補となったすべての推定表示回数で割ったものです。

 クリックシェア:「クリックシェア」は、検索ネットワークで発生したクリック数を、獲得可能だったと推定される最大クリック数で割ったものです。

以上です。

表示項目も細かい指標も多いですが、
一部使いそうな指標の紹介でした。

表示項目を使いこなして広告の費用対効果を最大化したいですね。

Google広告のアカウント設定とは?

Google広告とは?
Google広告とはGoogleにおける検索広告、色んなサイト、アプリ、動画を見ているときに表示されるディスプレイ広告のことを指します。

今日はそんなGoogle広告を始めるにあたって知っておきたい内容を解説していきます。

【Google広告の基本構造とは?】

 Google広告のアカウント構造は、
 キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告文
 から構成されています。

 図だと下記のようなイメージです。

 そこで各々の階層で何ができるのか?を紹介していきます。

【Google広告のキャンペーンとは?】

 キャンペーンとは広告を管理するための単位で、
 ・予算
 ・ターゲット地域(都道府県から市区町村、○○から半径km)
 ・デバイス(PC、スマフォ、タブレット等)
 ・スケジュール(出す時間)
 などを設定します。

 各キャンペーンの中にはさらに、
 広告グループ(広告、キーワード)を作成します。

 キャンペーンは、商品やサービスのカテゴリごとに作成するのが一般的です。

 例えばクリニックや整体院などでは症例毎にキャンペーンを分けるイメージです。

【Google広告の広告グループとは?】

 広告グループとはキーワードや広告文を束ねるグループです。

 広告グループでは、グループ内のキーワードによって広告が表示された場合に適用する入札単価(価格)を設定することができます。
 広告の対象となる商品やサービスの種類など、共通するテーマに従って広告を分類するために使用します。

 キャンペーンが大トピックだとしたら、広告グループが中トピックのイメージです。

 弊社では広告文や入札を大きく分けて管理したい時に広告グループは分けるようにしています。
 例えば美容皮膚科であれば、皮膚科というキャンペーンを作成し、その中にダーマペン、ピーリング、ハイフなどのメニューを追加していくイメージです。

【Google広告のキーワードとは?】

 Google広告のキーワードとは、ユーザーが検索した際に広告を表示させたいキーワードを指します。
 ただキーワードはマッチタイプという概念があり、間違えるとややこしいので解説しておきます。

 キーワードのマッチタイプとは?
 キーワードのマッチタイプは完全一致、フレーズ一致、部分一致と3つ存在します。
 各々解説していきます。

 ★イメージ図は下記のイメージです。

 ▼完全一致

 完全一致は、その名の通り指定したキーワードと同じ意味または意図の検索語句に対して広告を表示できるキーワードのマッチタイプです。

 現在の完全一致は厳密に一致していなくても同じ意味と判断された場合には表示されることがあります。ただフレーズ一致や部分一致よりは表示される検索の数は少なくなる3つのマッチタイプの中で「最も狭いマッチタイプ」です。

 ▼フレーズ一致

 フレーズ一致とは、キーワードと同じ意味の検索語句に対しても広告を表示できるキーワードのマッチタイプです。
 文言に差があっても、同じ意味に解釈できる場合は一致と見なされます。また、キーワードよりも具体的な情報を追加した検索も一致します。
 入稿ワードをキーワードが含んでいればもちろん表示されます。
 完全一致よりは守備範囲が広いですが、部分一致よりは狭いというニュアンスで覚えてもらえたらと思います。

 ▼部分一致

 部分一致は、指定したキーワードと同じ意味の検索語句に対して広告を表示できる、キーワードのマッチタイプで最も広いキーワードの守備範囲になります。
 新たなキーワードを発掘したいという時には使いやすいマッチタイプです。

【Google広告の広告文とは?】

 Google広告の広告文とは、

 ・3つ以上の広告見出し
 ・2つ以上の説明文

 から成り立つものです。

 広告見出しは青文字の箇所、説明文は黒文字の箇所を指します。

 ユーザーが比較していると考えるワードの場合には他社と何が異なるのか?
 を広告見出しや、説明文に書くイメージです。

以上です。上記がGoogle広告の基本的な構造になります。
成果を最大化できるGoogle広告アカウントを作っていきたいですね。

広告運用の定例会議で話すべきこと

広告運用の仕事は定例で広告主様に成果を報告したり、
改善提案をするケースが多い仕事です。
今日はその時の会議で話すべきことを書きたいと思います。

【いくら使っていくら儲かったのか?】

 広告主さんが気になるのは極論ですが
 「広告費をいくら使っていくら儲かったのか?」
 これが基本です。

 最初の新卒の時はインプレッションやクリック数等から報告しがちです。
 ※少なくとも私はそうでした。

 ただ自分が広告主側だとしたら、
 広告を行う目的は売上を増やしたいからですよね?

 だからまずは細かい内容を報告するのではなく、
 広告費をいくら使っていくら儲かったのか?
 この内容が出発点になります。
 ※どの会社も共通する目的は「利益の最大化」です。

 だからまず報告すべきは「利益」に近い内容から報告すべきです。
 「利益」とは売上-費用です。
 売上のデータも見れるなら売上から報告すべきですが、
 サイトのゴールが問い合わせや予約であればCV数。
 そして1件のCVを取るためにいくらかかったかのCPA
 から報告をすべきです。

【前月や前年と比べて良いのか悪いのか?】

 「広告費をいくら使っていくら儲かったのか?」
 が分かったら、

 次に気になるのは、
 「それは前月や前年と比較して良いのか?悪いのか?」
 この点かと思います。
 大きな季節トレンドがなければ前月比較で良いと思いますが、
 季節トレンドがあるなら前年比較する必要が出てきます。

 ▼CV数やCPAが変動した理由は何なのか?

  ・どの下層指標が変化したのか?
   CV数ならクリック数×CVR
   CPAならCPC÷CVR
   等をお話していきます。

  ・どのキャンペーンや広告グループが変化したのか?
   これはどんなキーワード群が変化したのか大まかに把握するために、
   これを行っています。

【使い方を変えると更に儲かるのか?】

 最後に使い方を変えると更に儲かるのか?
 これも広告主さんが聞きたい内容です。
 具体的には、

 ・更に予算を追加すれば儲かるのか?
  そのまま予算を追加すればCPAを悪化させずにCV数が増えるなら、もっと広告費を使いたいです。

 ・やり方を改善しないと儲からないのか?
  このままのやり方だとCPAが悪化する一方なら、例えばキーワードを絞る、広告文を変える、LPを変える。変えるなら具体的にどんな内容を変えるのか?

 こんな内容が広告主さんが聞きたい内容だと思います。

【まとめ】

まとめると色んな指標にごまかされず広告を行う目的を考え、
広告主さんが知りたい内容を端的に伝えられるようになりたいですね。
下記に基本をまとめておきます。

・いくら使っていくら儲かったのか?
・前月や前年と比べて良いのか悪いのか?
・使い方を変えると更に儲かるのか?

今回は以上です。

リスティング広告における良いアカウントとは何か?

 リスティング広告における良いアカウントとはどういうものでしょうか?

 それは運用者が問題発見・問題解決しやすいアカウントかつ利益を最大化できるアカウントだと思っています。

【運用者が問題発見・問題解決しやすいアカウントとは?】

 簡単に言うとどんな運用をしたいのか一目で分かりやすいことです。

 具体的に言うと分ける意味のある分け方になっていること、また日本語が分かりやすいことです。

 ▼分ける意味のある分け方になっている

  キャンペーン単位、広告グループ単位で分ける意味のある分け方になっているのは非常に重要です。

  ・キャンペーン単位の分け方

   キャンペーン単位の機能で言えば、日予算、デバイス別の入札、スケジュール、地域、入札戦略等がキャンペーン単位での設定機能になります。

   この機能を特定のキャンペーンだけに使いたいから分ける等の話です。

   例えば店舗案件で言えば、地域を含むワードは、特にキャンペーンで地域設定をしません。
   他方地域を含まないワードはキャンペーンで地域設定をします。
   ※地域を含まないワードは地域設定で絞らないとターゲット外のユーザーが入るためです。

  ・広告グループの分け方

   広告グループ単位で言えば広告グループ単位でできることは、入札、広告文の2つです。

   ということは殆ど入札も同じで広告文も同じものを入れるつもりなら特に広告グループは分ける必要はないです。

   あえて広告グループを分けるなら意味を持って分けるべきだと思います。

 ▼日本語が分かりやすい

  キャンペーン名や広告グループ名で使用している名称と中身が一致していることです。 意外とこれは重要です。

  一致してないと作成した運用者以外運用ができないアカウントになり、引き継ぐ人が半端じゃなく大変です。

【利益を最大化できるアカウントである】

 これは自社の商品やお客様の中で粗利の大きいお客様を集客できる構成になっていること。これが大事です。

 この構成になっていれば、粗利の大きい商品やお客様に予算を集中投下するなどができます。

 いかがだったでしょうか?リスティング広告を行う目的はあくまで、
 「最小の手間と広告費で最大の粗利額をあげることが目的です。

 この目的にかなうようにアカウントを構成していきたいですね。

差別化訴求すべき「強み」とは何か?

差別化された「強み」が大事。
これはよく色んな方からも言われるのではないでしょうか?
今日はそもそも「強み」とは何なのか?
について書いていきます。

【そもそも「強み」とは何か?】

 「強み」とは弊社での定義は、

 顧客に刺さる競合よりも強いポイント

 を指します。図でいうとこんな感じです。

【なぜ「強み」が大事か?】

 ではなぜ強みは大事なのでしょうか?

 強みがなかった場合、顧客から選ばれません。
 顧客側になったつもりで考えてください。

 何かものを買う時は自分の課題を解決したくて買うと思います。
 なので自分の課題をより解決してくれるものを選ぶわけです。

 強みがなければその商品が自分の課題を解決してくれるか全く分かりませんよね?
 だから強みがない商品は選ばれないということです。

【「強み」の3分類】

 とは言っても何が「強み」になるのか分からないことはあると思います。

 そこで弊社では下記3分類に分けて「強み」を定義しています。

 ・手軽軸:低価格でどこにでもある

 ・品質軸:どこよりも品質が良い

 ・密着軸:オーダーメイド型の対応ができる

 ※[参考文献] 佐藤 義典, 経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場), 2007年5月21日

 この3つのどれかに当てはめるのが良いと思います。

【どうやって「強み」を作るか?】

 弊社の場合は、

 ▼顧客像を調査

   顧客が欲しくなる

  「TPO」、「購入するときの基準」

  をメモ書きで考えます。
  あえてデジタルで考えないということがポイントです。

  デジタルで検索したりせずに自分の頭の想像で考えます。
  いきなり検索してしまうと答えを見てしまうため思考の枠が狭まります。
  だからあえてデジタルは使わずに考えるということがポイントです。

  ※また弊社ではゼロ秒思考と思考習慣を大事にしてるのでこちらも紹介しておきます。

 ▼競合調査

  リスティング広告で「競合の訴求」「競合の金額」を弊社では調査するようにします。

  ・ドンピシャのキーワードで検索をする
  ・競合訴求の広告文を確認して印象的に思ったものをまとめる
  ・競合のLPを確認して印象的に思ったものをまとめる

 ▼自社の強み調査

  という形で顧客と競合訴求を把握したうえで響く自社の強みを考えます。

【強みにならないケース】

 強みの3分類で強みにならないケースを紹介します。

 例えば、

 ・低価格をうたっているのに競合の方が安い
 ・品質をうたっているだけでなぜ品質が良いのかがない
 ・オーダーメイドをうたっているが不必要なカスタムが多い

 こんなケースは強みとはなりません。
 あくまで「顧客に刺さり競合よりも強いポイント」が強みということです。

【強みを支える理由とは何か?】

 ちなみに品質やオーダーメイド感で訴求する場合、
 競合も似た訴求をしていることがあります。
 例えば根本的に改善します
 は最近よく見る訴求ですよね?

 この場合なぜ根本的に改善できるのか?なぜ他社よりも根本的に改善できるのか?
 を伝える必要があります。

【まとめ】

 いかがでしたでしょうか?
 訴求する「強み」次第で問い合わせ率や購入率は激変します。
 自分らしい顧客に刺さり競合よりも強い部分を見つけたいですね。

ファーストビューこそ全て!ユーザーをつかむファーストビューとは?

【ファーストビューとは何か?】

 ファーストビューはLPの中でも最重要項目と言って良いと思います。
 ファーストビューとはウェブサイトを見て最初に画面に表示される部分を指します。

【ファーストビューはなぜ大事なのか?】

 ファーストビューはなぜ大事なのか?
 それは約50%程のユーザーがファーストビューでCVします。

 こちらのデータをご覧ください。
 CTAボタンをどこで押したかをデータで取った内容です。
 ※弊社ではこういったデータもGoogle Analyticsで計測できるように、Google Analyticsのイベント機能を使って取得するようにしています。

 notsetはファーストビュー、90はほぼ最下部まで見たユーザーです。

 こちらを見ると、約44%のユーザーはファーストビューでCVしているんです。

 だからファーストビューを大事にしないということは約半分のユーザーを逃すことになります。

【ファーストビューの構成要素とは何か?】

 大きく分けると3つです。
 キャッチコピー、画像、CTAのこの要素になります。

 ▼キャッチコピー

  まずはキャッチコピーです。
  キャッチコピーは大きく分けると差別化訴求型とベネフィット型に分かれます。

  差別化訴求型とは、読んで字のごとくですが顧客に響き、競合に勝てる訴求を書くパターンです。
   差別化訴求型を使うのはニーズが顕在化しているワードの場合や、ディスプレイでニーズが顕在化したプレースメント等から集客する場合に良く使います。

  ベネフィット型とは、サービスを使用して嬉しい未来を表現するパターンです。
  ニーズが潜在向けのワードや潜在顧客向けに訴求するときに使うことが多いです。
  また個人的な感覚ですが女性ターゲットの場合、男性ターゲットよりもベネフィット訴求の方が響く感覚もあります。

 ▼画像

  画像は背景画像や余白も含んで画像と称しています。

 ▼CTA

  CTAとはコールトゥアクションの略で、電話ボタン、LINEボタン、問い合わせボタン、カートに入れるボタンなどを指します。

【陥りがちな罠】

 ▼文字を詰めすぎる

  文字を詰めすぎることが一番陥りがちな罠です。
  文字を詰めすぎることが一番最悪です。基本的にネットユーザーは斜め読みが多いです。
  そのため詰めすぎたファーストビューは基本的に読んでもらえないと思った方がよいでしょう。

 ▼何の文字を強調したいのか分からない

  できれば訴求内容は減らすのがコツですが、多くてもメイン訴求とサブ訴求程度の2つです。
  またメイン訴求とサブ訴求もフォントサイズや色などで「明確に」分けることがポイントです。
  メイン訴求なら文字を大きくする。他方サブ訴求なら文字を小さくする。
  等をします。

 ▼文字と画像のバランスが悪い

  文字の割合が多いケースが良く見られます。
  あくまでこれは肌感覚ですが、文字と画像は半々くらいの割合、もしくは文字割合が少な目でも良いかと思っています。

 以上です。ファーストビューはLPを作る際本当に大事な部分です。
 練りに練ったファーストビューで一人でも多くのユーザーをCVに導きましょう。

広告代理店のタスク管理「考える」と「作業」は分ける

 タスク管理は永遠のテーマですね。
 広告代理店などのコンサルティング業務の場合、
 新人とエースのでは生産性は冗談抜きで10倍以上変わります。

 今日はそのタスク管理の方法について書いていきたいと思います。

【なぜ「考える」と「作業」は分けるべきなのか?】

 なぜ「考える」と「作業」は分けるべきなのか?
 そもそも人間の脳はマルチタスクに向いていません。

 だから作業をしながら考えることをやると良いアイディアは基本的に出ません。
 私は新人の時代にキーワード選定をするだけで10時間かかったことがありました。。。

【どんな順番で「考える」と「作業」は行うか?】

 順番はもちろん「考える」から始めます。
 「考える」がないとアウトプットするゴールがないまま作業をするので、
 そもそも作業に終わりがありません。

 作業と考えるを同時に行うとゴールがない状態でひたすら走ってるので、
 そりゃあ終わりませんよね?
 ゴールのないマラソンをしているようなものです。ほぼ拷問ですね。。。

【「考える」は業務の一番最初に行う】

 「考える」業務は朝出社or業務開始後一番最初に行うべき業務です。
 理由は

 ・最も大事な業務である
 ・夕方以降では疲れて良いアイディアは出ない

 からです。

 成果を上げるために必要なことを考えないと、
 そもそも意味のある施策アイディアは生まれません。

 ただ漫然と業務を行うべきではなく、
 きちんと自社の成果、クライアントさんの成果を上げるために業務を行うべきです。

【タスク管理における「考える」とは何か?】

 タスク管理における考えるとは、
 「作業」レベルまでタスクを分解することです。

 「作業」レベルとは解釈がいらない粒度まで分解することを指します。

 例えば私がこのブログ記事を書くときの分解粒度をお話します。

 ・まず何を書くか考える→最近部下に指摘したことは何か?を問う
 ・何をテーマにするか決める
 ・そのテーマの目次を洗う
 ・目次の順番を決める
 ・目次に対しての結論を考える
 ・今洗った内容で何か書きづらいことはないか考える

 という感じです。

【終わりに】

 いかがだったでしょうか?
 私は考えると作業を分けるということを教わってから、
 間違いなく自分の仕事が変わり、
 任せて頂けるクライアントも多くなりました。

 コンサルティング業務に従事している方はもちろん、
 そうでない方も試してみてください。