差別化訴求すべき「強み」とは何か?

差別化された「強み」が大事。
これはよく色んな方からも言われるのではないでしょうか?
今日はそもそも「強み」とは何なのか?
について書いていきます。

【そもそも「強み」とは何か?】

 「強み」とは弊社での定義は、

 顧客に刺さる競合よりも強いポイント

 を指します。図でいうとこんな感じです。

【なぜ「強み」が大事か?】

 ではなぜ強みは大事なのでしょうか?

 強みがなかった場合、顧客から選ばれません。
 顧客側になったつもりで考えてください。

 何かものを買う時は自分の課題を解決したくて買うと思います。
 なので自分の課題をより解決してくれるものを選ぶわけです。

 強みがなければその商品が自分の課題を解決してくれるか全く分かりませんよね?
 だから強みがない商品は選ばれないということです。

【「強み」の3分類】

 とは言っても何が「強み」になるのか分からないことはあると思います。

 そこで弊社では下記3分類に分けて「強み」を定義しています。

 ・手軽軸:低価格でどこにでもある

 ・品質軸:どこよりも品質が良い

 ・密着軸:オーダーメイド型の対応ができる

 ※[参考文献] 佐藤 義典, 経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場), 2007年5月21日

 この3つのどれかに当てはめるのが良いと思います。

【どうやって「強み」を作るか?】

 弊社の場合は、

 ▼顧客像を調査

   顧客が欲しくなる

  「TPO」、「購入するときの基準」

  をメモ書きで考えます。
  あえてデジタルで考えないということがポイントです。

  デジタルで検索したりせずに自分の頭の想像で考えます。
  いきなり検索してしまうと答えを見てしまうため思考の枠が狭まります。
  だからあえてデジタルは使わずに考えるということがポイントです。

  ※また弊社ではゼロ秒思考と思考習慣を大事にしてるのでこちらも紹介しておきます。

 ▼競合調査

  リスティング広告で「競合の訴求」「競合の金額」を弊社では調査するようにします。

  ・ドンピシャのキーワードで検索をする
  ・競合訴求の広告文を確認して印象的に思ったものをまとめる
  ・競合のLPを確認して印象的に思ったものをまとめる

 ▼自社の強み調査

  という形で顧客と競合訴求を把握したうえで響く自社の強みを考えます。

【強みにならないケース】

 強みの3分類で強みにならないケースを紹介します。

 例えば、

 ・低価格をうたっているのに競合の方が安い
 ・品質をうたっているだけでなぜ品質が良いのかがない
 ・オーダーメイドをうたっているが不必要なカスタムが多い

 こんなケースは強みとはなりません。
 あくまで「顧客に刺さり競合よりも強いポイント」が強みということです。

【強みを支える理由とは何か?】

 ちなみに品質やオーダーメイド感で訴求する場合、
 競合も似た訴求をしていることがあります。
 例えば根本的に改善します
 は最近よく見る訴求ですよね?

 この場合なぜ根本的に改善できるのか?なぜ他社よりも根本的に改善できるのか?
 を伝える必要があります。

【まとめ】

 いかがでしたでしょうか?
 訴求する「強み」次第で問い合わせ率や購入率は激変します。
 自分らしい顧客に刺さり競合よりも強い部分を見つけたいですね。