Google広告の表示項目はたくさんありますよね。
何を意味しているのか?何を使えばよいのか迷うことも多いと思います。
その中で使った方が良い表示項目から、各々の表示項目は何を意味しているのか?
を解説していきたいと思います。
【使うべき指標は?】
極端な話、
・費用
└Google広告で使った費用の合計
・コンバージョン単価
└費用÷コンバージョン(すなわち1件のコンバージョンにいくらかかったか?)
・コンバージョン
└問い合わせ数、販売数、電話タッチ数、LINEタッチ数などウェブサイト上でできる最終的なアクションを指します。
・コンバージョン率
└コンバージョン÷クリック数(サイトに来てからコンバージョンに至るまでの率を指します。)
これがマストです。
理由はあくまで広告を実施する目的は、
「広告費をいくらかけていくら儲かったのか?」
これに尽きると思います。
極端な話、費用とコンバージョンさえわかれば広告成果は測れます。
だから費用、コンバージョン、コンバージョン単価が大事なのです。
コンバージョン設定は別途記事で解説します。
下記より下はGoogle広告である指標をGoogle広告のヘルプや管理画面の定義から抜き出してきました。
マニアックな内容もありますが興味がある方は見てみてください。
【各種用語解説】
▼パフォーマンス:
費用:「費用」は、この期間中に使用された費用の総額を表します。
表示回数:「表示回数」は、Google の広告ネットワーク(Google.com、YouTube、その他のサイト運営者様のウェブサイトやアプリなど)に広告が掲載されるたびにカウントされます。どの程度頻繁に広告が表示されているかを知る目安になります。
クリック率:クリック率(CTR)とは、表示された広告をユーザーがクリックした頻度のことで、広告の効果を測定する際の目安になります。
クリック率は広告のクリック数を表示回数で割った値です。たとえばクリック数が 5 回、表示回数が 1,000 回の場合、クリック率は 0.5% です。
クリック数:「クリック」は、広告がクリックされた回数です。
インタラクション:「インタラクション」とは、特定のタイプの広告に関連付けられたユーザー アクションのことを表します。
たとえば、テキスト広告やショッピング広告のクリック、動画広告の視聴といったアクションがこれにあたります。
※クリック数との違いは?クリック数はあくまでクリックに限ります。
他方インタラクションはクリック以外も動画視聴などの操作も指します。
インタラクションは相互作用という意味で操作や行動をしたときにカウントするということがポイントです。
インタラクション率:「インタラクション率」は、インタラクション数を合計表示回数で割った値です。表示された広告をユーザーが操作した頻度のことを指します。これにより、広告の効果を測定できます。
※クリック率との違いは
クリック率はクリック数÷表示回数
インタラクション率はインタラクション÷表示回数
である点がポイントです。
平均クリック単価:平均クリック単価(平均 CPC)は、広告のお支払い額を合計クリック数で割った値になります。たとえば広告が 2 回クリックされ、費用がそれぞれ 20 円と 40 円であった場合、平均クリック単価は 30 円になります。
平均費用:「平均費用」とは、1 回のインタラクションに対して支払った金額の平均値を表します。
※平均クリック単価との違いは
平均費用はあくまで費用÷インタラクション
平均クリック単価は費用÷クリック数
が違いです。
ページ最上部インプレッションの割合:検索での実際のトップインプレッション率は、オーガニック検索の上部で最初に表示された広告のインプレッションの割合です。
数式は[広告が最上部に表示された回数 ÷ 広告が実際に表示された回数]
※検索広告のページ上部インプレッションシェアとの違いは、
検索広告のページ上部インプレッションシェアは最上部に表示された回数÷広告が最上部に表示できる可能性があったと推測される回数
ページ最上部インプレッションの割合は広告が最上部に表示された回数÷広告が実際に表示された回数
ということが違いです。
ページ上部インプレッションの割合:検索結果上部のインプレッション率は、オーガニック検索結果の上部に掲載された広告のインプレッションの割合です。
数式は[広告が上部に表示された回数 ÷ 広告が実際に表示された回数]
※検索広告のページ上部インプレッションシェアとの違いは、
検索広告のページ上部インプレッションシェアは広告が上部に表示された回数 ÷ 広告が上部に表示できる可能性があったと推測される回数
ページ上部インプレッションの割合は広告が上部に表示された回数÷広告が実際に表示された回数
が違いです。
▼コンバージョン
コンバージョン:「コンバージョン」は、広告の操作(テキスト広告のクリックや動画広告の視聴など)が行われた後に獲得したコンバージョンの件数を表します。
※コンバージョンとは分かりやすく言うと、問い合わせ数、売上数、電話タップ数、LINEタップ数などのウェブサイト上でできる最終アクションのことを指すと思ってください。 コンバージョンは転換を意味するので、私達は潜在顧客から顕在顧客に転換したというイメージで覚えています。
コンバージョン単価:「コンバージョン単価」には、コンバージョンの平均費用が表示されます。費用をコンバージョン数で割って算出されます。
※数式は費用÷コンバージョン数
コンバージョン率:「コンバージョン率」は、広告に対するユーザーのインタラクションが平均してどれくらいの頻度でコンバージョンにつながっているかを表す指標です。「コンバージョン」の値を広告操作の回数で割って算出されます。
※数式はコンバージョン÷インタラクションです。クリックではないのがポイントです。
コンバージョン値:[コンバージョン値] は、コンバージョンの値の合計を表す指標です。この指標は、コンバージョン アクションに値を設定している場合にのみ有用です。
販売単価が大きく異なるサービスを一つのアカウントで回しているときには、
コンバージョン値を入れるのがおススメです。
コンバージョン値/費用:[コンバージョン値 / 費用] は、費用対効果を表す指標です。コンバージョン値をすべての広告操作の総費用で割って算出されます。
売上をコンバージョン値と定義してるならROASに近い概念と思ってもらえたらと思います。ROASは売上÷広告費×100%
コンバージョン値 / クリック:[コンバージョン値 / クリック] は、広告インタラクションの平均コンバージョン値を表す指標で、コンバージョン値を広告インタラクション数で割って算出されます。広告インタラクションにはクリックや動画広告のエンゲージ視聴などのインタラクションが含まれます。
値 / コンバージョン:[値 / コンバージョン] は、各コンバージョンのおおよその価値の平均を表す指標です。コンバージョン値を [コンバージョン] の値で割って算出されます。
すべてのコンバージョン:「すべてのコンバージョン」は、Google 広告が測定した各コンバージョン アクションの合計コンバージョン数を表します。
クロスデバイスコンバージョン:「クロスデバイス コンバージョン」とは、あるデバイスで広告を操作したユーザーが別のデバイスやブラウザでコンバージョンを達成した場合にカウントされるコンバージョンです。
ビュースル―コンバージョン:[ビュースルー コンバージョン] は、広告を目にしたものの操作しなかったユーザーが、後になってコンバージョンを達成した場合に記録されるコンバージョンです。ビュースルー コンバージョンは、ビュースルー コンバージョン計測期間と呼ばれる期間中にカウントされます。
▼競合指標
この辺りはアナグラムさんの下記記事が分かりやすいです。
https://anagrams.jp/blog/google-4-new-search-ad-position-metrics/
検索広告のインプレッション シェア:[検索広告のインプレッション シェア] は、検索ネットワークで発生した実際の表示回数を予想された回数で割った値です。
検索広告のページ上部インプレッションシェア:「検索広告のトップインプレッション シェア(IS)」は、検索結果ページの上部に表示されたインプレッション数を、ページ上部に広告が表示可能だったと推定されるインプレッション数で割った値です。
※数式は[広告が上部に表示された回数 ÷ 広告が上部に表示できる可能性があったと推測される回数]
検索広告のページ最上部インプレッション シェア:「検索広告のページ最上部インプレッション シェア」は、検索広告の中で、お客様の検索広告が最も目立つ位置に表示されたインプレッションの割合です。
※数式は[広告が最上部に表示された回数 ÷ 広告が最上部に表示できる可能性があったと推測される回数]
ページ最上部インプレッション シェア=ページ最上部インプレッション数÷合計上位インプレッション候補数
検索広告のインプレッション シェア損失率:「検索広告のインプレッション シェア損失率(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、検索ネットワークで広告が表示されなかった回数の割合です。
「検索広告のトップ インプレッション シェア損失率(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、オーガニック検索結果の上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表す指標です。
検索広告のページ上部インプレッションシェア損失率(ランク):「検索広告のトップ インプレッション シェア損失率(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、オーガニック検索結果の上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表す指標です。
検索広告のページ最上部インプレッション シェア(ランク):「検索広告のページ最上部インプレッション シェア(ランク)」は、広告ランクの低さが原因で、オーガニック検索結果ページの最上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表します。
検索広告のインプレッション シェア損失率(予算):[検索広告のインプレッション シェア損失率(予算)] は、予算不足が原因で検索ネットワークに広告が表示されなかった割合の推定値を表す指標です。
検索結果ページの上部インプレッション シェア損失率(予算):「検索結果ページの上部インプレッション シェア損失率(予算)」は、少ない予算が原因で、オーガニック検索結果ページの上部のどこにも広告が表示されなかった割合の推定値を表します。
検索結果ページの最上部インプレッション シェア損失率(予算):「検索結果ページの最上部インプレッション シェア損失率(予算)」は、少ない予算が原因で、オーガニック検索結果ページの最上部に広告が表示されなかった割合の推定値を表します。
検索広告の完全一致のインプレッション シェア(IS):「検索広告の完全一致のインプレッション シェア(IS)」は、検索ネットワークでの、完全一致による実際の表示回数を、完全一致による表示候補となったすべての推定表示回数で割ったものです。
クリックシェア:「クリックシェア」は、検索ネットワークで発生したクリック数を、獲得可能だったと推定される最大クリック数で割ったものです。
以上です。
表示項目も細かい指標も多いですが、
一部使いそうな指標の紹介でした。
表示項目を使いこなして広告の費用対効果を最大化したいですね。