社内向け広告文・キャッチコピー作成のマニュアル

今日は広告文やキャッチコピーを作るときのお話をします。

弊社では

・顧客がどの段階の顧客なのか?
・各段階において何を訴求するか?

この順で検討しています。

【そのワードで集められる顧客はどの段階の顧客なのか?】

 弊社では下記3分類を分けています。

 ===================================================
 ・潜在顧客
 ・顕在顧客
 ・買う寸前の顧客
 ===================================================

 参考:セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方 単行本(ソフトカバー) – 2021/1/7 大橋 一慶  (著)

https://amzn.asia/d/gcIRbE6

 ▼潜在顧客とは

  └課題は感じているが、どの解決策を使うかイメージついてない
   ワードイメージとしては、悩みのワードです。
   例:ニキビ 治したいなど

 ▼顕在顧客

  └課題を感じており、どの解決策を使うかイメージあり、あとはどこにするか悩んでる。
   ワードイメージとしては、サービス名系ワードのイメージです。
   例:ケミカルピーリングなど

 ▼買う寸前の顧客

  └課題を感じており、どの解決策を使うかイメージあり、どこにするかも決まってるが、買い方で悩んでいる
  ワードイメージは商標名ワードのイメージです。

 このように分類します。
 弊社ではリスティング広告で各キーワードがどこに当てはまるのか?
 をざっくり分類します。
 そのうえで広告文やキャッチコピーを考える形です。

【各段階において何を訴求するか?】

 ▼潜在顧客

  課題は感じているが、どの解決策を使うかイメージついてない
  潜在顧客には、

  ・ベネフィット(サービス提供後の嬉しい未来)
   +
  ・差別化訴求(競合と比較した時の強み)

  を訴求します。
  課題は感じてるがどの解決策を使うか迷ってる段階なので、
  「うちのサービスを使うと解決できますよ」
  ということが必要です。

 ▼顕在顧客

  課題を感じており、どの解決策を使うかイメージあり、あとはどこにするか悩んでる。
  顕在顧客には

  ・差別化訴求(競合と比較した時の強み)

  一択です。
  顕在顧客の場合はベネフィット訴求はあえて書かなくても良いです。
  理由は顕在顧客はそのサービスで解決に繋がることは知っています。
  顕在顧客は自分に合ったサービスを選びたいんです。

  差別化はこちらの記事も参考にしてみてください。

 ▼買う寸前の顧客

  課題を感じており、どの解決策を使うかイメージあり、どこにするかも決まってるが、買い方で悩んでいる

  買う寸前の顧客には、

  ・買い方

  を訴求します。例えばローンが効く、試せる、返金保証などです。
  欲しいと思っているが不安に思っていることがあるので、
  その不安を解消してあげる訴求をするイメージです。

いかがだったでしょうか?
ユーザーがどの段階にいるか定義すると広告文がぐっと書きやすくなると思います。

マルチタスクにならない仕事術

皆さんは1日の仕事をどのようにこなしていますか?

・仕事量がありすぎてなかなか終わらない
・気づいたら1日があっという間に過ぎている
・やりたい仕事がなかなか進まない

こんなお悩みはありませんでしょうか?

そんな悩みを抱えている方はもしかしたら

「マルチタスク」になっているかもしれません。

意外と気づかずにやってしまっている方も多いのではないでしょうか。

今回はトライフィールドで実施している
マルチタスクを防止する仕事術をご紹介します。

【マルチタスクとは】

マルチタスクとは、一般的に複数の作業を同時並行で進める手法を指します。

しかしトライフィールドでは、
「着手しているタスク以外の情報が視界に入っている。」
これもマルチタスクとして捉えています。

周囲には脳内に入れるべき情報だけし、
集中力を高めることを目的としています。

そのため、
「集中が阻害されている」=「マルチタスク」
と定めています。

【マルチタスクを防止する方法】

実際にトライフィールドでやっている手法をいくつか紹介します。

■通知はオフにする

 メールやチャットツールなどの通知はオフにするのがおすすめです。

 なぜなら通知を見た瞬間に、

 「誰からの連絡だろう」と気になり集中が阻害されやすくなります。

 特にスマートフォンの通知がよくあるので特に注意しましょう。

 ・主に通知がオンになりやすいツール

  └ メール
  └ LINEやMessager
  └ スマホアプリの通知

  ※通知をオンにして良いのは、カレンダーの通知くらいにするのがおすすめです。

 ・いつ見るか事前に決めておく

 全く見ないのも問題なので、メールなどを見る時間を予め決めておきましょう。

 見たらその場で返信を一気に済ませればマルチタスクを防ぎやすくなります。

スマートフォンの通知がよくあるので特に注意しましょう。

■関係のない情報は排除する

 作業中に関係ない情報は排除しましょう。

 必要ない情報を視覚から入れることで脳内のメモリを無駄に消費してしまいます。

 ・よくある関係ない情報元

  └ 前の作業で開いていたブラウザのタブ
  └ デスク上の書類
  └ デスクトップ上に放置したファイル
  └ ずっと開きっぱなしにしているメール

【マルチタスクになりやすい状況の回避方法】

いくら気をつけていても

業務中に集中を阻害されてしまうケースが多々あります。

弊社でもよくあるパターンを例に紹介します。

 ■ケース①:電話で依頼が来る
  └ 解決方法例:「その場でやる」 or 「予定を入れる」
         →このどちらかその場で判断する。

  クライアントやパートナー企業から電話で依頼が来ることが多いと思います。

  しかし、集中が薄れてしまうことも確かです。

  そんな場合は、以下のようにその場で判断しましょう。

  ・5分以内に終わるタスク:「その場でやる」
  ・5分以上かかるタスク:「予定を入れる」

  このどちらかをその場で判断することで、
  「依頼されたタスクをどうするか判断する」というタスクが完了します。

  それが終わったらすぐに次のタスクに移行しましょう。

 ■ケース②:別のタスク依頼を見てしまった。
  └ 解決方法例:その場で着手する
         →見たら必ずその場で完了させる。

  いくら気をつけていてもタスク依頼のメールなどを見てしまうことはあります。

  その時は他の作業中であろうともその場で着手しましょう。

  その場では頭に入っていても着手をしないと忘れてしまい
  タスク漏れが発生しやすくなります。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

業務を短時間でこなすためには、

「集中力」が重要です。

同時並行で業務を進めることだけがマルチタスクではないため、
自然にやってしまっている方は注意しましょう。

この手法の中の一つでも実施して効果を実感してもらえたら嬉しいです。

LPや広告文で競合優位性(強み)を光らせる根拠づけ

LP作成や広告文の時に本当にこの競合優位性(強み)で良いのか?と悩むことはあるのではないでしょうか?
そんなときに考え方のヒントになる一覧を今日は書いていきます。

【競合優位性(強み)とは何か?】

 そもそも競合優位性(強み)とは何でしょうか?
 私の定義は、「顧客に刺さり、競合よりも優れている、自社の強み」を指します。

 分解するならば、「顧客に刺さる」を前提に

 ・競合が提供できない、自社だけが提供していること
 ・競合も提供できるが、自社の方が品質が高いこと
 ・競合も提供できるが、自社の方が提供価格が安いこと

 に分解されます。

 しかしとりあえず「私だけが提供してます」、「私の方が品質が高いです」などの訴求を書いてもあまり信憑性がありません。

 そこでどうやって信憑性をつけていくのか?を下記にtipsとして紹介します。

【競合優位性(強み)を光らせる根拠づけ】

 ▼価値提供プロセスのどこにお金or時間を使っている

  お客様への価値提供プロセスでどこにお金(原価)を使っているのか?
  お客様への価値提供プロセスでどこに時間を使っているのか?

  この辺りも強みの根拠になります。

  原価にお金をかけているから得られるベネフィット(サービスを使った後の嬉しい未来)が競合よりも早く効果が出る。

  例えばパーソナルトレーニングなどの分野であればカウンセリングに時間をかけているから、「ダイエットまでの効果が早い→トレーニングだけでなく生活習慣も丸ごと改善するため」というようなイメージです。

 ▼誰が提供するのか?

  トップが提供するのか?それとも新人が提供するのか?

  これは人によって差が出るサービスであれば特に気になるところです。
  トップの人が対応するというのも競合優位性の中で「品質」の根拠づけとなるでしょう。

 ▼どんな実績があるのか?

  品質を支える実績も競合優位性(強み)を光らせる根拠づけになります。
  例えば対応件数や成功件数を書くことなどです。

 ▼誰が来ているのか?

  誰が来ているのか?も大事な点です。
  肌をキレイにするエステなどであれば、「肌がキレイなモデル」が通っているということは大きな根拠づけになります。

 ▼提供金額は?

  提供金額も品質が高いことの根拠になることがあります。

  例えばハイブランドを見てください。
  ルイヴィトンなどのハイブランドは高いから売れてますよね?
  ハイブランドは価格が安くなれば買いたいとはならないと思います。

いかがだったでしょうか?

強みをとりあえず書くだけではダメで強みを光らせる根拠づけも大事です。

訴求内容を良くして広告の費用対効果を良くしていきましょう。

すぐできるCVR改善のポイント

CVRとはConversion Rate(コンバージョンレート)の略です。

まずコンバージョンとはWEB上で目的としてるアクションを起こしてくれたことをコンバージョンと言います。例えば店舗系の案件であれば予約をしてくれた、電話タッチボタンを押した、LINEボタンを押したなどが該当するでしょう。

ではCVR(コンバージョンレート)とはコンバージョン÷アクセス数
すなわちアクセスからコンバージョンしてくれる率のことを指します。

CVRが高ければ高いほど少ないアクセスで1件の反応が取れるため、
広告の費用対効果もCVR次第になってきます。
つまりCVRは広告において最も重要な指標の一つとも言えるでしょう。

今日はすぐにできるCVR改善のポイントを話していきます。
ポイントは

・ファーストビュー
・CTAボタン
・見出し
・EFO

に絞った形で話していきます。

【ファーストビュー】

 ▼ファーストビューとは?

  ファーストビューとはサイトを見た時にブラウザに映った最初の部分をファーストビューと言います。
  ファーストビューはCVR改善において非常に重要なポイントです。
  ※私が見ている案件では約50%はファーストビューでコンバージョンしているユーザーが多いです。

 ▼改善のポイント

  ・キャッチコピーは多くても一つに絞る

   ファーストビューのキャッチコピーは多くても一つです。
   ファーストビューの改善で多いのはコピーが多すぎてユーザーに何も伝わらないことが一番もったいないです。
   だから本当に響く渾身の訴求を一つにすることがポイントです。

  ・顧客に響くコピーなのか?

   そもそも顧客に刺さらないコピーなら意味がありません。
   顧客が求めていない自己満足のコピーなら誰も欲しくならないのです。

  ・競合よりも強いコピーなのか?

   顧客に響くがそもそも競合より強いコピーになっているか?
   競合の方が魅力的なコピーを書いているなら、競合に取られてしまいます。
   顧客に響き、競合に勝てるコピーを書くことがポイントです。

【CTAボタン】

 ▼CTAボタンとは?

  CTA(コールトゥアクション)の略です。
  サイト上でユーザーをコンバージョンに導くボタンをCTAボタンと言います。
  例えばお問い合わせフォームに繋がるボタン、電話がつながるボタン、LINEがつながるボタンをCTAボタンと言います。

 ▼改善のポイント

  ・CTAのハードルを下げる

   └例えばすぐに申し込めるなら○○秒で入力完了と記載したり、
    予約でも無料相談をしているなら無料相談予約と記載したり
    などが当てはまります。

  ・CTAボタンを押したら手に入る具体的なメリットを記載

   └例えば無料相談の結果手に入る具体的なメリットを記載することも一つです。

  ・ファーストビューにCTAボタンを設置

   └ファーストビューにCTAボタンが仮にないなら絶対にCTAボタンは設置すべきです。理由は前述しましたが弊社の案件ではファーストビューで50%程のユーザーがCTAボタンを押しています。

  ・CTAボタンを追跡型にする

   └欲しいと思った瞬間にCTAボタンを押せる状態にしておかないと、ユーザーは一瞬で欲しいという気持ちは冷めてしまいます。

  ・そもそものCTAボタンを何にするか決める

   └これはCVR改善というよりもビジネス設計の話です。
    例えば店舗型案件では、
    電話ボタンをCTAボタンに設定するよりも、
    予約カレンダーのボタンをCTAボタンに設定した方が、
    実際の来店率まで調査すると良い結果になったことがありました。

【見出し】

 ▼見出しだけで意味が通じるようにする

  見出しだけで意味が通じるようにすることも一つのポイントです。
  ネットのユーザーはあまり熟読しないと思っていた方が良いです。
  そのため見出しを追っていけば意味が通じるようにすることがポイントです。

【EFO】

 ▼EFOとは?

  EFOとは入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)
  を指します。
  エントリーフォームに来たユーザーはコンビニで言えば商品を決めてレジに並んでる状態です。このユーザーを取りこぼすことが一番もったいないです。

 ▼改善のポイント

  ・ヘッダーとフッターリンク削除

   入力している時に気が散るものはなくしましょう

  ・漢字とフリガナはどちらかのみ

   本当にどちらも必要ですか?どちらかで十分ならどちらかで十分です。

  ・年齢、住所は本当に必要?

   これも本当に必要ですか?ただ何となくデータを取ってるならなくしましょう。

  ・簡単に入力できるものを上部に

  名前など簡単に入力できるものを上部に持ってくることがポイントです。
   人間は一貫性という性質を持っています。

  ・FVで一つ目の入力項目が見える

   一つ目の入力項目が見えると入力しやすいと思います。

いかがだったでしょうか?

CVRを最大化して広告の成果も最大化したいですね。